江別市 野幌神社宵宮祭にて野幌太々神楽を拝見(平成28年)

2016年8月31日取材

松前神楽見学も9月に入ると数カ所という所を見込んでおり、今年は松前神楽では神楽にも少々取材に入ろうと以前から考えておりまして、ついにこの神楽を見る事ができました。江別市野幌神社の「野幌太々神楽」です。出来る限りに北海道の神楽や郷土芸能を見てみたいという好奇心も無い訳ではありません。何事にも取材にも経費と日程が重なっていると、とても難儀します。出来る範囲で今後も出かけて行きたいと思います。
 
インターネットや知人等でもわかる範囲で調べてみての疑問が、「太々神楽」と「三条神楽」という存在でした。
小樽ブロック保存会主催の合同公演に行われる「太平楽盆舞」を幾度も見てきましたが、「三条神楽」であるとか「太々神楽」ということも何処かで聞く事もありました。インターネットでこの神楽の事を調べようにも、多くの事をあまり掲載されておらず、とりあえず取材をしようと、松前神楽の取材の時とあまり変わらない取材スタイルで望むことにしました。
ちょうど、知り合いのカメラマンが毎年行っていると聞いていたので、すんなりと取材ができました。
宵宮祭と本祭の神事終了後に、神楽が行われるということも事前の情報をもらっていたので、少し早めに神社に入り境内を拝見させてもらいました。

北海道 江別市 野幌神社 宵宮祭 拝殿
野幌神社拝殿

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野幌神社由緒

北海道神社庁より、引用させてもらいます。

明治23年5月北越殖民社の移民518名が新潟県より入植し、翌24年入植地の中央に位置する現在地を神社地と定め、神標を建て「降神之処」と記し、御祭神として天照皇大神を始め大国主大神、郷土新潟の産土神伊夜日子大神を奉祀し、北越殖民社社長関矢孫左衛門が斎主となり、郷土の鎮守神社「野幌神社」として神護を祈る。明治28年4月本殿・拝殿を建設、明治30年野幌神社創立願を提出し、明治35年無格社「野幌神社」に指定される。明治32年社務所、明治36年神楽殿建設、昭和3年現社殿竣功。昭和4年10月25日村社に列せられる。昭和27年宗教法人登記、平成元年御鎮座百年記念奉祝祭を斎行。

明治31年8月、神楽師匠五十嵐金作が始めて野幌神社例大祭に舞楽を奉納したのが野幌太々神楽の始まりです。
この神楽は、東西野幌地区の開拓に入植した北越殖民社の人々の故郷、新潟県中越地方の神楽の伝統を受け継ぎ、北越殖民社社長関矢孫左衛門が郷土芸能として奨励、伝承に努めました。

野幌地域は、新潟出身の方が入植した地であり、北越殖民社の方々によって奨励、伝承とあります。北海道は、入植者の故郷の神楽を行っているパターンが多いのです。

野幌神社宵宮祭 野幌太々神楽奉納

行われた神楽舞いは、六演目奉納されました。宮清め(みやきよめ)、榊舞(さかきまい)、花献(かけん)、五穀捧(ごこくささげ)、泰平楽(たいへいらく)、岩戸開き(いわとひらき)です。動画でも撮影しているので、是非ご覧下さい。

宮清め(みやきよめ)神様が鎮座する宮地の穢れを大麻を持って清める舞い。舞人は1人、囃子は宮清。本場の三条神楽では、翁の面を使用する。
北海道 江別市 野幌神社 宵宮祭 野幌太々神楽 宮清め
宮清め(みやきよめ)

榊舞(さかきまい)神木である榊を神様に奉る舞。舞人 稚児4人、囃子は榊舞
北海道 江別市 野幌神社 宵宮祭 野幌太々神楽 榊舞
榊舞(さかきまい)

花献(かけん)神様に花を献じる舞。邇邇芸命(ニニギノミコト)の笠沙(かささ)の岬にお迎えして命の苦労を慰めることに由来する。舞人 稚児4人、囃子は花献。
北海道 江別市 野幌神社 宵宮祭 野幌太々神楽 花献
花献(かけん)

五穀捧(ごこくささげ)倉稲魂命(うかのみたまのみこと)よりお授け下さった五穀の稔りを天津神、国津神に献じ奉る舞。舞人 2人、囃子はひょっとこ。
北海道 江別市 野幌神社 宵宮祭 野幌太々神楽 五穀捧
五穀捧(ごこくささげ)

泰平楽(たいへいらく)天下泰平を表す舞。盆舞とも称す。舞人 1人。囃子はひょっとこ
北海道 江別市 野幌神社 宵宮祭 野幌太々神楽 泰平楽
泰平楽(たいへいらく)

岩戸開き(いわとひらき)須佐之男命(すさのおのみこと)の乱行にお怒りになられた天照大神が天の岩戸にお隠れになり、諸々の神が相談して天の岩戸の前で御神楽を舞い、岩戸を開かれたという神楽の起源を表す舞。舞人 1人。
北海道 江別市 野幌神社 宵宮祭 野幌太々神楽 岩戸開き
岩戸開き(いわとひらき)

夏の終わり、そろそろ秋を感じる季節に、野幌でこのような神楽を行われていました。
8月末日と、9月の始めに行われるこの神楽は、この周辺の土地の人の神楽です。とても嬉しく、楽しく見させてもらいました。
明日の本祭も取材に行きます。

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