北海道の祭り(神社)、郷土芸能・文化、風習、伝説などの写真を中心の巡礼日誌です。松前神楽の取材も継続していきます。

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【北海道の神楽】鹿部町・鹿部稲荷神社本祭・秘曲「兵法舞」(平成18年)

投稿日:2006年7月9日 更新日:

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前回に引き続き、鹿部稲荷神社での例祭にお邪魔させてもらいました。この日は、本祭の日です。

鹿部稲荷神社本祭 松前神楽奏上

松前神楽の説明を入れて行なわれる神楽に、だんだんと観客が集まってきますね。笛や太鼓のおとというのは、遠くまで聞こえることもあるのでしょう。聞きつけて、拝殿の周りには見学の人がやってきます。

特別に奏上された松前神楽「兵法舞」

今回は鹿部稲荷神社の新しい鳥居の建立で、特別の松前神楽が奏上されました。目出度い時に行われる神楽舞は、四箇散米舞(しかさごまい)ですが、以前、松前ブロック連合会(神職)の中でも秘曲とされている「兵法舞」を奏上されました。昨年の本別稲荷神社でも奏上されたが、ここでも見れるとは思わなかったです。

秘曲になったのは何故?

何故秘曲かというと、この「兵法舞(へいほうまい)」は、北海道の歴史に関した舞いなのです。
当時を紐解くと、この松前神楽を考案し行うようにしたのは、松前藩第5代藩主・松前矩広(のりひろ)公です。父親の死亡により、6歳で家督を継ぎます。10歳の時、寛文9年(1669年)事件が起こります。

およそ500年前に武田氏がアイヌ民族との戦いを鎮圧し、松前藩の基礎をつくり種々の火狂言や社人の舞を行っていました。
その後に、松前藩の圧迫や過酷な搾取等に対して、やむなく立ち上がったシャクシャインの呼びかけに呼応したアイヌ民族と和人との全面戦争に発展しました。(1669年・寛文9年蝦夷の乱)

「松前神楽について」でも記載しておりますが、シャクシャイン中心としたアイヌ民族と松前藩との全面戦争となります。
 
「兵法舞」では、最後は和人である松前氏の戦勝を表したのをアイヌの人に気をつかい、松前ブロック連合保存会では秘曲となったということです。
松前ブロック連合保存会(神職)では、現在でもあまり行われていないようですが、「兵法舞」は福島町や小樽の保存会では行われております。現在では「牛若・弁慶の戦い」として見てくれということで行われております。
松前ブロック連合保存会(神職)では、滅多にやらない舞です。

初めてみたので、貴重な体験でした。

兵法舞(へいほうまい)は、松前藩の武威を及ぼし天下泰平を祈願する舞いで、最後に勝利した藩主が、敵の武器であった長刀を取り歓喜して一人にて舞い祝います。北海道の歴史を表現した舞いです。

平成18年 鹿部町 鹿部稲荷神社本祭 松前神楽 兵法舞

【補足】
秘曲としていたのは、松前ブロックによる記録からです。
函館風、福島風では、秘曲になっていないと思われます。

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