昨日に引き続き、「寒中みそぎ」の取材をさせてもらう。
昨夜から水ごりを行う行修者も慣れてきているのか、真剣に水ごりを行っていたようだ。私は、午後から取材を始める。
この3日間だけ、「別当」「稲荷」「山ノ神」「弁財天」と彼ら4人を呼ぶ。神様と同じ様に扱いである。「別当」は、最高責任者であり、みそぎを仕切る役柄である。
行修者は、4年務めなければならない。初年度は、「弁財天」を務め、その次の年は、「山ノ神」、次は「稲荷」、最終の年は「別当」を務めて卒業となる。
別当
稲荷
山ノ神
弁財天
昼夜を問わず、水ごりが行われ明日の本番に備える。水ごりの数をこなすことほど本番の海に出る時に、楽にできるという事らしい。
寒中みそぎ祭 水ごり(鍛錬)風景
木古内町の寒中みそぎは、伝統神事であり、日本最北の寒中みそぎであり、マスコミ関連の皆様も取材する程関心の高い神事である。今年で179年目である。
水ごり風景を見ていると、見ているだけで寒くなる。
明日はいよいよ本番の日である。本番に向けて行修者は、準備がある為、水ごりは深夜にまで行われる事は少ないが、それも行修者次第である。
今年で、この「寒中みそぎ」を取材し始めて7年目になる。ふと撮り続けた写真を振り返ると、毎年同じような撮り方で撮っているので、もう少し変えないと続かないだろうと思われる。毎年、知識も増えてきた。もうそろそろ写真でまとめてもいいかもしれないだろう。