北海道木古内町、佐女川神社で毎年1月15日にとり行なわれる神事・寒中みそぎの本番がやってきた。この日の為に1月13日から神社の本殿に籠り、昼夜を問わずに水ごおりで身を清めてきた。
いよいよ御神体を各持ち、津軽海峡の海で清める出発である。行修者はこの日、朝一番に一度水ごおりをして本番を待つ。写真は、いざ津軽海峡に向かう際の風景。4人の行修者は御神体を持ち、笛・太鼓と共に神社を出発する
冬の津軽海峡で御神体を清めて、みそぎ会場で水ごおりをして、時間をおき、神社に戻る。そして最後の水ごおりをする。その際、一番に稲荷が水ごおりをしていち早く、本殿に向い、松明を持ち神社の隣にある稲荷神社に行き拝礼し、4人分の神事の際に使った草蛙をカマで鼻緒を切り束ねて一つにしたのをまた稲荷神社に奉納する。これが稲荷を担当する役目である。
写真は、草蛙にカマを入れて切る作業。
そして本祭が行なわれ、松前神楽奉納となり、寒中みそぎは終了する。
松前神楽については、近日に公開したい。