檜山地方の神楽舞(松前神楽)

上ノ国町 石崎八幡神社 門払い神事

1月31日(日)、上ノ国町石崎八幡神社で毎年行われている「門払い神事」を取材させてもらった。
門払いとは、町内を祓い清めて町内を練り歩く神事である。
その土地により門払いの日程が違う。門払いは行わず、神輿渡御だけ行う所もある。たいてい1年に1度は、門払いや神輿の渡御で町を祓い清めているように思われる。
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上ノ国町・石崎八幡神社
石崎八幡神社の由緒は、

創立年月日不詳であるが、元禄17年(1704年)の銘ある鰐口により少なくもそれ以前。経津主命はもと厚谷重政の比石館址に館神社として祀られていた。館神社は永禄3年(1560年)創立とするも比石館は後花園帝の長禄元年(1457年)に陥落した館である。天照大御神は廃村となった羽根差地区に宝暦7年創祀されたもの。境内社、山神社は弘化2年(1845年)、稲荷社は天保14年(1843年)の創立。
合併により合祀された歴史をもつ御祭神
羽差大神宮 天照大御神 寛暦7年創祀 明治42年合祀

北海道神社庁より引用
とあり、歴史がある神社といってもいいだろう。
北海道の歴史をイメージというと、「屯田兵」「開拓」というで明治からのイメージであると思われるが、本州からの交流があり、1500年代にも和人が北海道に入っていたということである。もう少し、本州の人にも理解してもらいたいと思うこのごろである。


天候は曇天。多分、変更はないだろうと思われていた。
門払い行列が、出発する。
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上3枚 出発する門払い行列
天候は、小雨になり始める。すぐに晴れるだろうと思われたが、小雨から大粒の雨になる。この時期に雨が降るのは、大変迷惑な話である。幸いこの日の上ノ国は、気温も暖かいのが悪かったようだ。雪なら降って当然の季節であるので、気に留めないがこの「雨」というのが、どうにも曲者だ。
雨からだんだんと、今度は雪に変わる。しかも雨に近い「雨雪」である。サラサラとした雪であれば、払い易く濡れることも無いのだが、この雪は衣服に着くと濡れるので困る。
当然行列はずぶ濡れで、行列は進む。
館という地区に、館神社が小高い所にある。館神社とは、由緒でも書いていたが、昔「館」があり長禄元年(1457年)コシャマインの乱で陥落したのである。跡地にこの館神社が建てられた。そちらに向かい、宮司が拝礼する。
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館神社に向かい拝礼する宮司
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見守る行列
このずぶ濡れの状態のまま、無事に神社に戻る。大変な門払いであった。
少々の休憩の後に、神事と神楽奏上となる。神楽に入る前に「神楽太鼓(かぐらだいこ)」が行われる。
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神楽太鼓(かぐらだいこ)又は、正神楽(しょうかぐら)
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御幣舞(ごへいまい)
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白面(しろめん)
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天皇遊舞(てんのうあそびまい)
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三番叟(さんばそう)
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番楽(ばんがく)
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獅子舞(ししまい)
昨年まで1月末で神楽が行われている神社は知らなかったが、拝見できて嬉しく思う。このような門払い神事をこの地域の人が大切にし、毎年行われていることに関心する。これからは若い人も入れて、これを継続させるのも難しい時代になって来たが、なんとかしてもらいたいと願うばかりである。
例祭は8月17日・18日に行われる。神輿渡御には、石崎奴行列が出るということで、今年の都合ができれば取材したいと思う。

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