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檜山地方の神楽舞(松前神楽)

上ノ国町 砂館神社本祭 2009

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昨日に引き続き、本祭も取材させてもらう。
昨夜の宵宮祭から見たら、本祭の観客の数は圧倒的に少ない。たいていの所もこんな感じではあるが、上ノ国町の人口から考え見ても、土、日曜でもない限りは本祭まで足を運ぶのは難しいだろうと思われる。撮影としては、撮りやすい環境で助かるが、なんとも寂しい感じはする。午前11時から、おごそかに行われた。
北海道神社庁のホームページを見て、砂館神社の詳しいことがわかる。
寛正3年夏、武田信広が洲崎の館に旧称毘沙門天王社(毘沙門堂)を鎮祭し、円増院秀延が別当になった。創立の縁起は、先ず新羅之記録に現れた。本道の社寺のうちで、古文献に誌された最初のものであるが、この社の縁起は、松前諸社のうちもっとも名高く、福山祕府・松前旧事記・東蝦夷夜話・北海随筆等にも誌されている。
「新羅之記録(しんらのきろく)」とは、松前氏のいわれを記した書である。伝説的な事柄が多く記されていて、その内容も興味深い。
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砂館神社
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4代季広がこの社に参詣した時、勝山城代崎基広の謀叛が発覚したので、毘沙門天王の示現なりとして、天文18年新堂を造営した。(新羅之記録)慶長9年11月造替(この年正月慶広が国政の墨付をもらった。)寛文4年5月造替(9代高広が、国政の印伝馬の令書をもらって5月に帰藩した)。天和元年造替(この年矩広が将軍に謁し、翌2年国政の朱印をもらって帰国した)。元禄16年7月造替安永7年12月社殿焼亡し、北村名主は責を怖れて自殺した。藩主道広はただちに造営に着手し、12月23日仮殿成就、翌々安永9年6月、本殿並びに拝殿成り、御神体を勧請して、遷座祭を執行し、棟札に天皇宝祚無窮玉体平全・征夷大将軍武運永久・源道広武運長久子孫繁昌と誌した。文久2年、雪のため拝殿が潰れたので、藩命により、江差奉行が検分し、ただちに工事にかかった。江差で切込みをし、上ノ国から人夫を出して建込をした。5月下旬新社殿落成し、8月20日遷座、江差奉行新井田浦人が代参した。上ノ国三社のうち、この社だけが古来から藩費による月次の神楽が行われていたことが、福山祕府近来寺社例部明和9年の条に誌されている。藩主の社参や代参も、上ノ国に落着くと先ず毘沙門天王社に参拝するのを例とした。明治4年神仏分離の際、砂館神社と改称、祭神を須佐之男命に改めた。
北海道神社庁から引用
とあり、古い神社と云えよう。松前神楽の資料の中でも、昨年の砂館神社宵宮祭の時に、説明したが、神楽取締り三宗家(白鳥家・永井家・佐々木家)のうち、佐々木家に伝わるところによれば、初代繁綱は武田信広と共に渡道し、寛正年間(1460~1466年)に上ノ国の毘沙門堂(砂館神社)で神楽を行っていると、昭和39年発行された「松前神楽」の本に記してあるのを見つけて、昨年は再度訪問させてもらった。
今回、行われた神楽舞は、正神楽(しょうかぐら)、御幣舞(ごへいまい)、三番叟(さんばそう)、白面(しろめん)、千歳(せんざい)、天皇遊舞(てんのうあそびまい)、番楽(ばんがく)、獅子舞(ししまい)が行われた。
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正神楽(しょうかぐら)
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御幣舞(ごへいまい)
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三番叟(さんばそう)
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白面(しろめん)
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千歳(せんざい)
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天皇遊舞(てんのうあそびまい)
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番楽(ばんがく)
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獅子舞・五方(ししまい・ごほう)
神楽舞の名称はわからないのだが、ここでは松前神楽の名前をそのまま使用して説明してきたいと思う。一部だけは、そこの名称を使用する。舞いの説明は付けないで紹介した。
わずか宮司を入れて4人の楽人で、これだけの神楽舞を披露してくれて感謝である。
参拝者が多くなり、活気のある祭りはもう見れないのだろうかと、考えることがある。統計では、北海道でもこれから人口が減り、南北海道でも確実に人口が減ることは確かであり、都市の中でも札幌くらいしか維持はできないだろうと言われている。今、何かをしなければ確実にこのような郷土芸能も維持・存続は難しいであろう。ここだけの話ではなく、どこの町にも起こることになるだろう。
少しでも神楽を見てもらい、担い手を育て、継続させて行かなくてはならないだろう。
神楽に関心のある、上ノ国町内の方は、上ノ国八幡宮に問い合わせてみてはどうだろう。

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