伝統行事・神事 木古内町 佐女川神社・寒中みそぎ祭

【北海道木古内町の祭り】木古内町・佐女川神社「寒中みそぎ祭」水垢離風景(平成30年)

2018年1月14日取材

中日の14日は、当然朝から水垢離(みずごり)から始まるようで、早朝5時に水垢離が行われたようです。
それ以降は、通常通りの水垢離(みずごり)が行われていたようです。午後からまた現場に戻りました。水垢離(みずごり)の風景を撮影しました。

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平成30年 木古内町 佐女川神社 寒中みそぎ祭 14日 夕方 水垢離

昼間も正装での水垢離(みずごり)は、ほとんど行われません。何かの時にしか正装して水垢離(みずごり)は行われません。
初日としては、

「なるべく多くの水垢離(みずごり)を行うと15日の海水沐浴の時が楽になる」

ということらしいです。それをするのもしないのも、行修者の胸三寸で決まる事のようです。

さて、今日メインの清掃による水垢離(みずごり)の披露の前に、宮司との少しの間のお話の1枚です。

平成30年 木古内町 佐女川神社 寒中みそぎ祭 14日 拝殿にて

荒業をこなす行修者にとっての笑顔はなかなか出にくい中、宮司がそれを和ませる会話で笑顔を見せてくれました。

14日の見せ所

中日の見せ所は、午後6時頃に行われる正装での水垢離(みずごり)です。13日1回、14日1回、15日海水沐浴の時しか見られない正装での水垢離(みずごり)は、14日に行われるメインといってもいいでしょう。

みそぎ行列

その前に神社の境内では、様々なイベントが行われます。今回初めて付いてみた「みそぎ行列」の風景です。15日の海水沐浴の時のイベント会場となる場所に、観光客参加の「みそぎ行列」です。神社の役員と町民と観光客と一緒に、木古内駅を経由して佐女川神社まで練り歩きます。参加者には提灯が配られ、点灯した状態で神社まで目指します。

平成30年 木古内町 佐女川神社 寒中みそぎ祭 14日 みそぎ行列1

イベント用の門祓いという感じで、わずかな距離ですが、この祭りを祝おうと集まり参加された人には記念に残ることでしょう。

平成30年 木古内町 佐女川神社 寒中みそぎ祭 14日 みそぎ行列2

平成30年 木古内町 佐女川神社 寒中みそぎ祭 14日 みそぎ行列3

約30分ほどで神社に到着します。
みそぎ行列参加者には、ちょっとしたプレゼントもあるようでした。参加者優先に無料のそばの提供もあり、だんだんと夕方から夜に入り、水垢離(みずごり)を行う時間が迫って来ましたが、その前に舞台の上ではイベントが披露されます。

みそぎ太鼓・囃子披露

みそぎ太鼓は、15日の海水沐浴の時にでも披露されております。みそぎ囃子の方は、14日しか見ることのできない舞いです。

平成30年 木古内町 佐女川神社 寒中みそぎ祭 14日 舞台 みそぎ太鼓
みそぎ太鼓

平成30年 木古内町 佐女川神社 寒中みそぎ祭 14日 舞台 みそぎの舞
みそぎ囃子

水垢離(みずごり)披露

そしてメインの、正装による行修者の水垢離(みずごり)が行われます。準備が整い次第、みそぎの太鼓が会場を鳴り響きます。
ゆっくりと行修者は、中央の行修者だけ入る道を通り、水垢離(みずごり)場に向かいます。

平成30年 木古内町 佐女川神社 寒中みそぎ祭 14日 正装 水垢離1

そして昨日同様に、最初は別当が水垢離(みずごり)を行い、次は、稲荷、山神、弁財天と続き、拝殿を目指します。拝殿の入り口が閉ざされていると、当然入ることができないのでまた水垢離場にゆっくりと向かいます。

平成30年 木古内町 佐女川神社 寒中みそぎ祭 14日 正装 水垢離2

数回ほど、自分だけ水垢離(みずごり)することもしばしばあります。最近は多く行いますが、「ちょろちょろ」と少しづつ水を行修者の頭にかけるのを行います。

平成30年 木古内町 佐女川神社 寒中みそぎ祭 14日 正装 水垢離3 会場に

最後は、会場にいる人たちに向けて行修者から水が放たれます。カメラを持った人は危険ですよ。

佐女川神社「寒中みそぎ祭」14日 まとめ

行修者にとっては、15日の海水沐浴が一番大事な行事です。この後は、あまり水垢離を行わずに、海水沐浴の準備を行います。
水垢離(みずごり)風景を見ることであれば、13日、14日の夜が一番だと思います。

この時、私の体の状態も悪くなり、とりあえず明日に備えて帰ることにしました。明日、本当に行けるのだろうか・・・

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