鹿部稲荷神社本祭の松前神楽を見させてもらった。都合がついたので、お邪魔させてもらいました。
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鹿部稲荷神社本祭 松前神楽(平成20年)
今年は、十一座が奉納されました。榊舞(さかきまい)、福田舞(ふくだまい)、二羽散米舞(にわさごまい)、千歳(せんざい)、翁舞(おきなまい)、三番叟(さんばそう)、荒馬舞(あらうままい)、神遊舞(かんあそびまい)、山神(さんじん)、注連払舞(しめはらいまい)、十二の手獅子舞・五方~佐々良(じゅうにのてししまい・ごほう〜ささら)です。
ここでは、行われる神楽の数は多いだろうと感じます。鹿部町は、松前風(福山式)といって松前町神職に残る神楽形式です。
松前神楽 鎮釜湯立式(ちんかまゆたてしき)
鎮釜湯立式(ちんかまゆたてしき)から、松前神楽だと言われております。2つの大きい釜に笹を入れて今年の吉凶を占う神事で、松前神楽三十三座の中に十二座入っております。写真では釜が見えないが、お供えの前に2つの釜があります。
鎮釜湯立て式
笹を釜に入れて、かき回すのだが、どう判定しているか一度聞いたことがありまして、笹を御釜に入れて掻き回していると、明らかに泡立ち方が違ったり、何かしらの変化が出てくるということです。
松前神楽 二羽散米舞(にわさごまい)
二羽散米舞
今回は、飛び跳ねる時にスローで狙ってみました。
松前神楽 千歳(せんざい)
千歳(せんざい)
松前神楽 翁舞(おきなまい)
翁舞
松前神楽 三番叟(さんばそう)
三番叟
松前神楽 荒馬舞(あらうままい)
荒馬舞
松前神楽 神遊舞(かんあそびまい)
神遊舞
松前神楽 山神(さんじん)
山神
松前神楽 注連祓舞(しめはらいまい)
注連祓舞
祭主(宮司)が行う舞いであり、真剣を使い四方の注連を切り落とす舞いです。息を呑む舞いであり、ダイナミックにとぶ祭主(宮司)さんなので、いつも拝見させてもらっています。
今回は、松前神楽をいろいろな表現をしてみました。いろいろしていたが、どうもまだシャッターチャンスを掴んでいないと感じられました。
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さて、どうにも最近松前神楽を見ていて感じることだが、全てではないが創作的所作が目につく。私も、最初は多少おもしろおかしくするのは良しと見ていたが、だんだんエスカレートしてきていて、どうにも次元の低い所作を見ると悲しくなります。それを良しとしている神社関係者・氏子もそれを楽しみにしていることをいいことに、「ウケる」神楽を行うのでしょう。少なくともそうでないお客もいることだけを知ってほしいです。
これから国指定の無形重要民俗文化財を受けるだろう「松前神楽」にほど遠い、創作的神楽が行われて非常に残念に感じております。
今後に期待したい。