はじめて取材させていただく神社で、函館空港の近くの上湯川団地内にある神社です。
宵宮祭(5/15)で、渡御祭(5/16)、本祭が今日(5/17)ということであります。宵宮祭では、松前神楽の奉納は行われていないようです。本祭ということで、松前神楽が奉納されました。
本祭での松前神楽奉納
神事が終了すると、松前神楽の奉納になるのだが、本格的に神楽に入る前に行われるのが、「神楽始(かぐらそめ)」です。
舞いは行われず、楽だけ行われる。神様にこれから神楽が始まるというお知らせの楽であるようだ。
右から、小太鼓、大太鼓(神歌)、龍笛と並び行われた。
神楽始(かぐらそめ)
松前神楽奉納・舞楽
今回奉納されたのは、幣帛舞(みてぐらまい・榊舞ともいう)、鈴上げ、福田舞、二羽散米舞、千歳、三番叟、翁舞、荒馬舞、神遊舞、山神、注連切、獅子舞(五方、佐々良)の12座が奉納された。この地域で、「荒馬舞」が行われるのは珍しいかもしれない。「荒馬舞」は、函館市内では行われない舞いであり、函館式の中には行われない舞いである。
斎主がはじめに舞う 幣帛舞(みてぐらまい)
幣帛舞(みてぐらまい)が終わると、御幣を参拝者に向けて振る。
福田舞
二羽散米舞
二羽散米舞
千歳
三番叟
翁舞
「松前遊」とも言われる荒馬を表した舞いである。
荒馬舞
神遊舞
山神
注連祓舞
獅子舞(五方)
獅子舞(佐々良)
こちらのお宮の神楽は座数も多く、神楽舞の解説をしてくれる人もいらっしゃるし、函館市内では行われない「荒馬舞」も行われる神社であった。
まだ本格的に例祭シーズンではないので、この時期に松前神楽を見れるのは嬉しい。また来年、訪問してみたいと思う。