ほぼ毎年お世話になっている鹿部稲荷神社での宵宮祭を取材させてもらう。
毎年見ておきたいお宮であるので、訪問させてもらっている。
函館の七夕では、子供らがローソクをもらいに行くイベントの日であり、各家庭に行き歌を歌いローソクをもらいに歩いた日であるが、この鹿部町ではその風習がない。
松前神楽が行われるタイミングとしては、宵宮祭・本祭でも同様だが、宵宮祭の終わりに、松前神楽が奉納される。だいたい宵宮祭・本祭開始から30分~1時間くらい後に行われる。
松前神楽が本格的に始まる前に行われるのが、この「神楽初(かぐらそめ)」である。
神楽初(かぐらそめ)
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宵宮祭で行われたのは、榊舞、福田舞、鈴上げ、御稜威舞(みいつまい)、獅子舞・五方であった。今回は,御稜威舞(みいつまい)が行われ、普段の例祭では見られない舞いを見れるのは嬉しい。御稜威舞(みいつまい)が行われたので、利生舞は行われなかった。
榊舞
福田舞
鈴上げ
今回は、御稜威舞(みいつまい)が行われた。あまり行われない舞いが行われる事は貴重である。この御稜威舞(みいつまい)は、普段行われている獅子舞の前に行われている舞いである。時間がかかるとのことで、いつもなら行われない舞いである。最近よくこの舞いを見る機会が多くなってきた。いい舞いだと思うので、一度ご覧になって見ることを勧めたいが、たまにしか行われないので、見れた方はラッキーだろう。
御稜威舞(みいつまい)、獅子の鈴上げ、五方、佐々良と流れるが、この4つがセットで、「獅子舞」である。獅子舞だけで、1時間以上かかるので、祭典に時間がかかるのでカットされる対象になった舞いである。
御稜威舞(みいつまい)
御稜威舞(みいつまい)
御稜威舞(みいつまい)
楽と舞いが合っていて、大変見ていても心地がいい舞いである。松前と小樽でこの御稜威舞(みいつまい)を見たが、今回行われた松前式の御稜威舞(みいつまい)が、時間が多いように感じられた。
御稜威舞(みいつまい)
御稜威舞(みいつまい)
御稜威舞(みいつまい)が終わると、普段行われている「五方」である。
獅子・五方
このような機会に、御稜威舞(みいつまい)をみせてもらい感謝である。いつものパターンも完成されたものであるが、普段行われない舞いをどんどん公開していくことも大切だろう。新たな松前神楽の感動も生まれるだろうと思われる。
明日は渡御祭で、雨天の場合は本祭になるということである。変更なれば、松前神楽は午前中に行われるので、興味のある方は参拝されてみてはいかがだろうか。