いよいよ本番の海水沐浴を迎えました。
2日間の荒行を乗り越えての最終日は、朝に一回だけ水ごりをして、本番を迎えているようだ。今年は、朝から取材はしておらず、出発式間際に神社に向かいました。
今年の印象は、「特に寒い」に限ります。
数年前から見ても最悪の気温での水ごりは、厳しかったのではないだろうと感じております。
出発式
海水沐浴に向かう準備
御神体を持ち本殿を出る行修者
海に向かう際の行修者・別当(竹田俊輔さん)
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海水沐浴は、みそぎ浜に到着してもすぐに行われはしません。
今年もマスコミのカメラと、カメラマンにもみくちゃになりながらの取材であります。込み合いながらも、隙間からの撮影となります。
行修者は、ここが本番であります。この日の為に水ごりをしてきましたので、より多く水ごりしていれば、楽だと言われています。
海中沐浴する行修者
別当を見守る行修者
行修者を見守るのは、元行修者であります。数年に渡り、行修者のお世話をしています。地元周辺にいらっしゃる方が、この伝統行事を守っています。元行修者の意見は、現役の行修者のアドバイスを聞き入れて水ごりをしています。
上2枚 行修者をお世話する世話人
みそぎ浜では、海水沐浴の後に水ごりをします。
みそぎ浜での水ごり
最後に来場しているお客様に、無病息災のお裾分けであります。水しぶきが掛かると、無病息災のご利益があると言われています。
会場に水を掛ける行修者
この会場の水ごりが終わると、行修者が踏んだ藁を持ち帰る人が目立ちます。これを持ち帰ると、無病息災のご利益があるようで、多くの人がこの藁を持ち帰っていました。
神社に戻ると、今年最後の水ごりが行われます。
最後の水ごりに向かう行修者
最後の水ごりを終えて本殿に戻る行修者
あまり目立ちませんが、水ごりの最中、神事が行われています。
稲荷が、水ごりを受けて早々に本殿に戻り、佐女川神社本殿脇にあるお稲荷さんに、松明を持って大声を上げて叫びながら走り道を清めます。最後の水ごりを終わった行修者が本殿に戻ると、行修者の履いていた草履を他の人が使わないように、鼻緒をカマで切る作業が行われています。
神事を終えて最後の稲荷の仕事
これで一連の行事は、終了になります。行修者も最後の神事を終えると、神様から人間に戻ります。
今年最後の別当を務めた竹田俊輔さん、4年間行修者としての仕事を見させてもらいました。最後は見事でした。厳寒の中の水ごりをしている様は、ここ数年の気温を見ても最悪の条件を堂々と行ってくれました。
行修者・竹田俊輔さんの4年前の写真を振り返ります。
2009年 弁財天
2009年 弁財天
2010年 山の神
2010年 山の神
2011年 稲荷
竹田俊輔さん、4年間ご苦労様でした。
この「寒中みそぎ」を記録する作業を続けて、4年間を追っかけられる程取材していることになります。
今年の厳しい寒さにもそろそろ厳しい身体になって来たようですが、もう少し追ってみようと思います。
最後の神事には参加せず、福島町に向かいました。例年通り、女性だけのお祭りに行きました。詳細は後日・・・
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