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函館市内の松前神楽

函館市 尻岸内八幡神社宵宮祭 2010

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今年も取材させてもらう、尻岸内(しりきしない)八幡神社の宵宮祭にお邪魔させてもらいました。
昨年は、宵宮祭から直会祭、そして渡御と見せてもらいました。今年はあちらこちらに行こうと思っているので、宵宮祭と直会祭に行こうと考えています。
と思いつつ、宵宮祭の時間にも遅れてしまい、急いで本殿まで駆けつけ、神楽を見る事ができましたが、この地域は宵宮祭に来る参詣者が多く、いつも混雑していました。「お神楽を見る」という習慣というか、祭りに松前神楽ありと思われている有り難い参詣者であります。
尻岸内八幡神社の由緒は、

創立年代は社記に依れば第108後水尾天皇の御代元和2年(1616年)の創立にして天和・享保・明和・文政年間修営。
文久2年(1862年)3月再修営。明治9年(1876年)郷社に列す。大正4年(1915年)9月幣帛供進神社に指定、大正10年本殿幣殿拝殿改築落成更に同年神饌所神輿殿落成する。その後平成10年に神饌所を全面改築し現在に至る。昭和21年宗教法人令に依る手続を了し更に昭和26年宗教法人となる。平成4年神社本庁の承認を受け神社名を尻岸内八幡神社と改称した。

※いつもながら、北海道神社庁から引用
江戸時代からある神社で、歴史を見るとその土地柄、風習が見えてきます。神社の歴史は、町の歴史であり、どうゆう方面の人間が出入りしていたがよく理解出来ます。道南には古いお宮が多いのです。
神楽奉納の前に「神楽初(かぐらそめ)」が、行われこれから神楽が序曲であります。
舞いが行われず、神前にて笛・太鼓・手拍子だけで行われます。
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神楽初(かぐらそめ)


前回の鹿部稲荷神社の最中に、レンズが故障しまして、修理中といくこともあり限り或るレンズと機材で取材を継続させなければなりません。私は、機材にも恵まれている訳ではないので困りました。
遅れて来た上、ベストポジションが取れないと思いつつ、楽人の後ろにから撮影することにしました。
行われた神楽舞は、弊帛舞(みてくらまい)、福田舞(ふくだまい)、鈴上げ(すずあげ)、二羽散米舞(にわさごまい)、荒馬舞(あらうままい)、十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)の6座奉奏されました。
弊帛舞(みてくらまい)、榊舞(さかきまい)、祝詞舞(のりとまい)とも云います。
その神社の宮司が朝夕玉垣内に参進して、神域を祓い清め、神拝して御幣を奉るという、神職の神明奉仕の姿を表した舞いであります。函館と近郊の町で行われる際には、松前神楽奉納となる時、斎主(その神社の宮司)が最初に舞われる舞いであります。
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弊帛舞(みてくらまい)
福田舞(ふくだまい)、跡祓舞(あとはらいまい)とも云います。跡祓舞(あとはらいまい)は、宵宮祭で獅子舞を行わない神社で、一番最後に行うことから跡祓(あとはらい)とも云います。四方の神々を拝し、祓い清めて干ばつ、暴水、火難の災いを除き、五穀豊穣を祈願する舞いであります。
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福田舞(ふくだまい)
鈴上げ(すずあげ)、神子舞(みこまい)、乙女舞(おとめまい)とも云います。
天女の天降るさまを舞う神子(みこ)の祝福の舞いであります。
ポジション確保に難儀し、楽人の後ろから撮影したので手前に見える黒いのは神職の烏帽子です。
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鈴上げ(すずあげ)
二羽散米舞(にわさごまい)、庭散米とも書き、鳥名子舞(とりなごまい)とも云います。
鶏は天の岩戸開きに暗黒の世より光明の時を告げ、世の始まりに地を踏み固めた瑞鳥であるとされています。雌雄二羽の鳥形の冠を頭に冠し、羽根には雄は瑞雲つまり天を表し、雌は海の波を形どり地を表して、雌雄親しみ和合して、世の中が平和である様を表し、神の恵みの米をまき散らし、千五百秋の瑞穂の国の五穀豊穣を祝う舞いであります。
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二羽散米舞(にわさごまい)
荒馬舞(あらうままい)、松前遊(まつまえあそび)、正前遊舞(しょうぜんあそびまい)とも云います。城内神楽の神楽修行の際に、たまたま藩主の機嫌が悪くこれを直さんと考え馬が好きな藩主の為に、馬術の様子を即興的に創り演舞したところ大変喜び、機嫌を直したと云います。
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荒馬舞(あらうままい)
十二回手が変わるので、十二の手獅子舞と言われる云われています。1年十二ヶ月を形どり、獅子幕も十二反使用するを本格とするのであると云われています。五方とは、東西南北と正中(真ん中)を祓い固め蝦夷鎮定、国土安穏を祈る様を表しています。
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十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)
毎年、宵宮再の参詣者が多いし、やはり松前神楽を見に来ているというのも見え隠れしています。これだけ神楽を楽しみにしている地域も、福島町と同じ感覚を覚えました。
神楽保存会もあり、松前神楽をやってみたい方もここに入会すれば、神楽を教えてもらえます。本来、神職だけに継承されてきた松前神楽でありますが、このような神楽保存会の存在無くして、松前神楽への理解と支援を底辺から支えて来ているとも思われます。
渡御祭にも、数カ所で神楽が行われます。直会祭(なおらいさい)には、鎮釜湯立式から見る事が出来ますので、一度足を運び、歴史の深さを味わってみてはいかがでしょうか?

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