2019年1月3日取材
棒二森屋屋上の互福稲荷神社に参拝してから上ノ国町へ向かうので、今回は門祓いに参加せず「初神楽祭」に行きました。
檜山の神楽舞と書いておりますが、諸説あります。「檜山神楽」「神楽舞」「檜山の松前神楽」という表現でこのブログでも表示していると思います。どの表現がいいものかと考えてもしょうがないので、「神楽舞」とした方がいいと感じました。檜山の神楽舞という感じで今後も表現していこうと思います。
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初神楽祭
毎年門祓神事が行われるのが、1月3日で門祓終了後、夕方より行われるのが「初神楽祭(はつかぐらさい)」です。
初神楽祭での流れは、下記の通りです。通常の祭式と同じような流れで進んでいきます。
・修祓(しゅばつ) 神職が神前に於て祓詞(はらいことば)を奏上し、大麻(おおぬさ)ですべてを祓い清める。
・開扉(かいひ) 御扉を開けます。
・神楽太鼓
・祝詞奏上(のりとそうじょう) 神職が神前に祝詞を奏上する。
・斎主玉串拝礼(さいしゅたまぐしはいれい) そこの宮司が務めてその斎主が神前に進んで玉串を奉りて拝礼します。
・玉串奉奠(たまぐしほうてん) 玉串は、この1年を祈ってその心を神に捧げるものです。
・神楽舞奏上 舞楽を行います。
・撤饌(てっせん) お神酒を下げる儀式
神事終了後に、神楽が奏上されます。
檜山方面の神楽舞を見ていても、松前神楽を感じてしまいます。舞い方、楽(笛・太鼓)も非常に似ております。この神楽も今後大切な文化財として見つめていきたいと感じます。
解説については、似ているからと言って松前神楽の舞いの名前を使用はしておりません。その地域で呼ばれているのを記しております。各地で呼び名が異なるところもあると思いますが、わからないものを解説できないということもあり、「通称」ということでタイトルに入れております。神楽舞は、七座行われます。
神楽舞・御幣舞(通称)
神楽舞・千歳(通称)
神楽舞・翁(通称)
神楽舞・三番叟(通称)
神楽舞・弓(通称)
神楽舞・番楽(通称)
神楽舞・獅子舞
上ノ國八幡宮「初神楽祭」 まとめ
檜山の神楽舞も貴重な文化財であります。このことをよく知っている人は、この神楽舞については多くは語られていただろうけど、記録していなかったとも思われます。うまく伝承していくことを望んでおります。