2017年6月27日(火)に取材
懲りもせずに今年で三年目の山掛けに行って来ました。2年前に仕事で入り、今年で3年目です。
2年前は、初めて登らせてもらい、これは最低3年は通って取材するかと思い、昨年同様天気に恵まれましたので、行くことにしました。
時間前に到着して参拝していると、海上渡御をしていました。これはいままで記録していないので、早速に海側に向かいました。この地区しては凄い数の漁船かと思ったら、太田地区だけではなく久遠地区の漁船も入っているということです。
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太田神社 海上渡御
この行事は、宵宮祭である6月27日に行なわれ、地元の青年がこの御山掛けを行っています。神道では奇数は、縁起のいい数字ですだそうです。
若い青年たちの出発は午後からということで、今年は昨年の失敗から学び、それ以上早めに登り詰め、本殿で待つことにしました。
アイヌ民族の神様でもあったこの山は、オオタカムイと呼ばれるアイヌの神様がいらっしゃって、松前藩主のご先祖様、武田信広さんが船の帆を下ろしてお参りしたという記録があります。
いよいよ太田神社本殿へ
今年で3回目、足どりもどことなく軽く、ゆっくり待ち構えると気持ちも楽ということですね。
一人で登ろうとするご婦人に声をかけてみたら、これから一人で登るとのこと。しかも初めてでということで、私もこれから登るのでご一緒しますか?ということになりました。
お気軽に登れるところではないので、中腹になる女人堂まで到着までに1回ほど軽く休んだくらいでした。昨年よりもいい感じです。先に登っていた宗教家の方々がほぼ同時に登っていましたが、女人堂でご祈祷をするようで、先に進むことにしました。
またこの馬鹿は、こんな所まで来てしまいました。下の写真は、最後の難関の絶壁7メートル下から、後ろを向くとこの光景です。向こう側に見えるのは奥尻島です。天気がいいのでここまで見えました。最高のご褒美です。
ここまでは、快適に休みながらでも到着しました。ご婦人の方が足どり早く、ひょいとこの7メートルを超えていきました。
そして、気分的にこの絶壁にしばし躊躇してしまい、30分ほど登れませんでした。気持ちを落ち着き覚悟を決めて、足を確かめつつ、無事に本殿まで到着しました。
ご婦人にお願いして撮影した1ショットです。この記録が大切です。行って来た証拠です(笑)。
ここで、若者達がやってくるのを待ちます。
静かな時間を過ごしていました。オオタカムイのお膝元での時間は、特別な時間です。1時間以上も本殿前で、ゆっくりと過させてもらいました。まるで本当に、神様と対話するような時間です。
若者達が下まで到着して、上から登ってくる様子を撮影しました。
昨年にも参加していた若者もいたので、声をかけると覚えてくれていました。いやはや・・・
若者達が全て本殿まで登り、参拝し、ひとときを過ごして、下山していきます。その光景も、今度は下から撮影しました。
若者達を見送り、ゆっくりと下山致しました。下山の途中に1組の人とすれ違いました。それ以降の登山者はいませんでした。この本殿に登るのもこの年では、少ないかもしれませんね。平日ということもあるかもしれません。この日に登るのが、一番いいと思いますよ。来年は、行ければと思います。
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