昨夜から明け方まで友人の所で、祭り話やバカ話をしていて楽しい時を過ごし、車中泊をして最終日を迎えた。朝の午前5時過ぎに今日も暑くなりそうな天気になりそうだと、うつつを抜かしていると携帯ラジオから、東海地区で大きな地震があり慌ただしく放送されている中、目が覚めた。2時間弱の睡眠時間であるが、清々しい朝である。
天気は、午前中からジリジリとしてきた。今日は11時20分から上町巡行スタートである。
今日は、上ノ国町方面に向かい、新地町という江差の繁華街でクライマックスを迎える。
今日も暑い巡業になりそうだ
昨日は、「切り声」を収録して歩いていたので、今日も山車(やま)を中心に取材していこうと考えていく。友人の山車(やま)が蛭子山(えびすやま)なので、ハッピを借りて今日は巡行していきたいと思う。
2日目、そして先月からの日照不足での気温が上がらない夏だったのが、一気に夏らしい気候が駆け足でやってきたので、この落差がツライなのだ。
誉山(ほまれやま)の切り声模様
誉山(ほまれやま)
この日は、山車(やま)が海岸沿いを巡行するので、天候がいいと海と山車(やま)の姿を見ることが出来るのだ。
海岸沿いを巡行する誉山(ほまれやま)
海岸沿いを巡行するのは距離的にも少ない。小道に入っていくのだが、これから距離にしても結構あるのだ。休みを多く取り、巡行を進める。私は、時に神社行列、時に山車(やま)にと歩くので、移動距離は山車(やま)の巡業するよりも歩いているだろうと考えられる。
山車(やま)を引っ張る
各山車(やま)の祭り囃子には、行き山・帰り山(戻り山ともいう)・立て山とある。「行き山」は、巡行中の囃子で流暢なリズムで、巡行中はほとんどこの曲である。「帰り山(戻り山ともいう)」は、烈しい急テンポの囃子で、町内に戻るときや、同じ道を通るときなどに使用される。「立て山」は、御旅所や立て場(神社)で、神に捧げる囃子で荘厳なリズムである。
13基も山車(やま)があるので、全ての祭り囃子を覚えるには時間がかかりそうだ。
小休憩の時でも囃子は続く
義公山(ぎこうざん) 黄門様も笠で日よけ 中央にいるのは、助さん、格さん
豊年山(ほうねんやま)
2日目の下り坂すでぐに登り坂の難所がある。ゆっくり下りながら、一気に山車(やま)を下りの力を利用し押上しなければならないのである。
難所を進む正宗山(まさむねやま)
難所を進む聖武山(しょうむざん)
夕方から夜になり、クライマックスを迎える新地町に山車(やま)は進む。
松寶丸(まつほうまる) 下 舵をする模様
神社行列は、神社に還ってくると2日目の「宿入之儀(しゅくいれのぎ)」である。神輿が本殿に行く姿は、神秘的である。
宿入之儀(しゅくいれのぎ)
全ての神事が済むと、神社は帰ってくる山車(やま)を待つ。
その頃、新地町では、13基の山車(やま)が全て、立て山にして勢揃いで、一番の盛り上がりを迎える。
いつも祭りにお世話になっている友人の親で、蛭子山(えびすやま)の笛吹き部長を務めている。いつも聴いても音色は素晴らしいのである。
祭りには熱い気持ちを持って、現在、ガリバン印刷で13基の山車(やま)を制作していて、毎年数枚いただいている。仕上がりも素晴らしく、このブログでも紹介したいと考えている。
蛭子山(えびすやま)笛吹き部長
今年も取材を終えることができた。少々しこりが残ることもあったが、来年度からは、各山車(やま)を中心に取材していきたいと思う。
結構な祭りでした。