2005年9月取材
先日行われた、上磯町(現在:北斗市)茂辺地地区で行われた、矢不来(やふらい)天満宮大祭の様子を公開しております。
この大祭は、奴振行列(上磯奴)も神輿の渡御に参列されます。よく調べていないが、北海道でもこの辺だけの習慣だろうかと感じます。
幼い時にこの「奴行列(やっこぎょうれつ)」を見たことがあり、大きい声で「よ~やぁ~さぁ~のさッ!」というかけ声を覚えていて、何事なのかと感じておりました。
その奴さん行列の化粧風景に、許可をいただきました。今は中学生がメインで構成されています。中学生は「振り」には入っておらず、後ろの道具を持つ係を担当しております。「振り」は、長い棒を振り舞うことでそこは大人がやっていますが、やはり人数が集まらないらしいのです。この時代、難しくなりつつ次世代に繋げられるのでしょうか?

【補足 2024年】
写真は化粧している風景ですが、会場は、茂辺地の消防署の2階だったと思います。現在は新しい建物になっています。
奴行列の衣装でも、ここの奴さんの衣装は、女性用「襦袢(じゅばん)」を着て行います。現在まで様々な「奴行列」を拝見させてもらいましたが、本来は「襦袢(じゅばん)」を着ていたという所はよく聞きます。残っているの所は、ここだけかなと感じます。