昨日に引き続き、福島大神宮例大祭の渡御祭を取材させてもらう。
昨年は、都合上この渡御祭の取材はしていなかった。神楽は行われないが、行列の素晴らしさを見るだけでもいいだろう。猿田彦の権限が強い土地で、威厳のある風格で町を練り歩く。
本殿から行列が下りてくる
渡御の行列の中、楽人が生演奏で町を練り歩く。先代宮司もこの渡御は、神様に年に一度町の様子を見ていただき、町の様子を知ってもらうことであり、行であるとおっしゃっていた。神社の行列をはじめ、踊り山車の方々も福島町の中を神輿と共に、この行をおこなうことが「祭り」というものだと感じられた。
楽人の中で、最年少の福島小3年中塚隆太朗君は、神楽が大好きで、家にいても神楽の練習をしているほど神楽好き。笛の練習もこの渡御の最中に、先輩方に教えてもらっていた。
若手育成もこの渡御でしている
笛だけでなく、太鼓も教えてもらい実践に挑む、中塚隆太朗君。
神社行列の後から、町内の踊り山車が出ている。ここでは踊り山車を少し見ていただきたい。
踊り山車は、各山車演歌の曲に合わせて綺麗に踊っていた。
今年も踊り山車も賑やかであった。この山車も福島町の人は、楽しみにしているだろうと思われる。神社行列が過ぎても、山車を待っている観客がいたが、昨年に比べると少ないような感じもした。
神社行列と踊り山車が交差する地点。今日も天気が素晴らしい。
猿田彦と踊り山車
岩部地区に向かう海岸線の、塩釜神社近くの丸山神社の登山口まで神輿が入る。
正月門払いに来たことがあり、覚えている。でもまだ丸山神社まで行ったことがない。
聴くところによると、標高三〇七・五メ-トルの丸山であり、急な坂をよじ登るほどのところにあるそうで、神社本殿を再建するにもヘリコプターで資材を運び、再建したようである。登山口から本殿の方向に向かい、神輿と共に二礼二拍手一礼をした。
夕方、4時過ぎに行列が月崎神社に入り、神事を行い、この日の渡御祭は終了となった。
月崎神社に到着する猿田彦
距離的に今日が一番距離があった。流石に疲れました。明日は、渡御と神楽がある。
福島町 福島大神宮渡御祭
2008年9月15日