今日の北海道新聞道南版夕刊「みなみ風」の一面を衝撃の記事が掲載されました。
「うしみつ参り」継続断念
6年、5年前に取材していた赤川本山妙要寺の「うしみつ参り」の継続断念ということです。伝統的な行事が一つ消えました。
「はこだての紅灯を眼下に、しずかに、おごそかに、老いも若きも、随喜参加のうしみつ参りは、七の月の七の日の丑満時(6日の夜から、7日の夜明け前)にお山に詣り、赤沼のほとりで心願をこめれば、赤沼大龍神様が必ず聞き届けて下さるという言い伝えに基き、御開山さま以来、連綿として受け継がれています。」
「そろそろ、再取材をしようかな」と思っていた矢先でした。信者ではありませんでしたが、夜の大人の遠足と思い、うしみつどきに赤沼まで念仏を唱えながら歩いたことは、いい思い出になってしまいました。おさんごを沼に浮かばせて願い事をして、沈む時間が早ければ早く成就し、沈まなければ願い事は遅くなると言われておりました。
2年連続参詣させてもらいましたが、とても神秘的な空間でしかも時間は、「丑三つ時」となればドキドキ感もありますね。神聖な場所にいる感じを体感して、夜明けの太陽を見ながら下山するという清々しい時を過ごさせてもらいました。
高年齢化により継続が出来なくなったこの現実は、受け止めなければなりません。
下記の写真は、2010年取材したときの写真です。
2010年の記事は、こちら
2011年の記事は、こちら