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平成19年 松前町清部地区・招待神楽 (2007年)その2

昨日、取材させてもらった松前町・清部地区の招待神楽について紹介します。

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清部地区の松前神楽のはじまり

松前神楽は、藩主自ら祭主となり城の中で二年に一度神楽が行なわれたことから、別名・二年神楽とか城内神楽とも呼ばれていました。そこで定着された神楽を行なっていた、神職三宗家(白鳥家・永井家・佐々木家)の佐々木家のみが、その神楽の伝承を磐根(いわね)・安貫(やすつら)・友作(ともさく)と受けついでいます。
友作は、江良・原口・清部の3つの八幡神社の社掌を勤めながら松前神楽の正統伝承に心を砕き、村の青少年を集めて神楽会を作ったのが、清部の松前神楽の始まりです。

清部の神楽会は、伝承が今でも行なわれていて、今回お邪魔させてもらった家の人から、「息子・孫をよろしく頼む」とか神楽会の人に言われていようです。神楽会で神楽を通じて、礼儀やしきたりを勉強しているのだと感じられました。今の教育は少し、見習う所が多いのではないだろうか?
清部の神楽は、青少年育成の神楽会と言っても過言でないが、しっかりと松前神楽を伝承しています。立派な里神楽として、後継者は育っています。

二羽散米舞

写真は、昨日の招待神楽で行なわれた二羽散米舞(にわさごまい)。

松前町 清部地区 清部八幡神社 招待神楽 松前神楽 四箇散米舞

二羽散米舞(にわさごまい)、庭散米とも書き、鳥名子舞(とりなごまい)とも云います。鶏は天の岩戸開きに暗黒の世より光明の時を告げ、世の始まりに地を踏み固めた瑞鳥であるとされています。雌雄二羽の鳥形の冠を頭に冠し、羽根には雄は瑞雲つまり天を表し、雌は海の波を形どり地を表して、雌雄親しみ和合して、世の中が平和である様を表し、神の恵みの米をまき散らし、千五百秋の瑞穂の国の五穀豊穣を祝う舞いです。

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