2013年6月8日(土)
毎年郷土芸能が行われる、「ひろめ舟まつり」に行き、郷土芸能を取材しました。
神社のお祭りでも行われない郷土芸能が行われるので、毎年楽しみにしているイベントです。午前中は、ひろめ舟競争が漁港内で行われていて、地元の人中心に盛り上がるイベントです。競争以外にも、露天や振る舞い鍋、海産物の販売、歌謡ショーなども行われています。
ここで行われる郷土芸能は、「安浦駒踊り」「木直大正神楽」「豊崎手踊り」「大船南部神楽」で、当然ここでしか見られない郷土芸能です。神楽が2つあり、東北地方から伝わった神楽でここに入植した人の関わりが今まで残っているものと思われます。
まずは、「大船南部神楽」です。
両手に傘を持ち、舞いながら曲芸の様にして行われる舞いです。今回も巧みな舞いを見られました。
南部神楽の猿田彦(?)かな?
いつも見ても松前神楽の面足獅子(もくたりしし)に似ています。
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いつも拝見する「安浦駒踊り」です。
駒踊りは東北方面に点在しており、主に馬産地にある郷土芸能です。北海道も馬産地ですので、北海道らしい郷土芸能ですね。
駒踊りは、手踊りや七つ道具を使用した舞いが行われ、最後に馬を付けて舞います。この馬を振り回しながら舞うので、相当の体力が必要です。
「木直大正神楽」で行われた舞い「剣舞」です。剣と扇を持ち、舞う舞いです。
「豊崎手踊り」は、明治、大正の初期、渡島の圀、臼尻村へ新潟方面から出稼ぎに来た者が、故郷を思い、酒の席で踊っていたとされる。踊りは30種以上のレパートリーがあります。
函館市内にある郷土芸能のうち旧南茅部地区には、豊富にあります。漁業の盛んな場所には、郷土芸能が残されております。一度途絶えた郷土芸能を復活したりして先人の努力の上、継続され大切に継承しています。人口減少に伴い、担い手が少なくなって来ているのが現状です。これらの郷土芸能も参加できる様なスタイルが求められて来ているようにも感じられます。地元の人も、維持・継続のためなら興味のある人に教えたりして、努力が必要となってくるのだと感じております。