2017年1月13日取材
1月というのは、年間通じても忙しい月です。門祓いから始まり、正月は気がつけば終わり、一息ついたな感じた時にはこの「寒中みそぎ祭」ということに流れて行きます。
昨年の札幌で行なった写真展では、この「寒中みそぎ祭」を展示して、この祭りの写真をご覧いただけたようです。図録として販売させてもらったのは、現在でも木古内町の道の駅でも販売されております。
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【佐女川神社】寒中みそぎ祭 参籠報告祭の最初の水垢離
行修者は3日に渡り水垢離(みずごり)をして、海水沐浴に備えます。
水垢離(みずごり)を最初に行うのは、夕方に行う参籠報告祭を経て行います。ここから4人は、拝殿に籠り昼夜を問わずに、鍛錬が始まります。
参籠報告祭終了後に、正装(ふんどし)姿になり、最初の水垢離を行います。
小太鼓のみの単調なリズムで、4人は拝殿から出て階段を降りて水垢離場に向かいます。
4人一通り水垢離を終えると、階段を上り拝殿前までゆっくりと歩いて行き、戻ってまた下の水垢離場に2回目の水垢離に入ります。もう一度、繰り返して行うと桶の水は、ほぼ無くなります。桶に水が貯まるまでおおよそ1時間ほどです。桶に水が貯まらないと水垢離ができません。
時には、2回で終わったりと変化してくることもあります。4人一緒に水垢離するのが、通常ですが時と場合により、3名や2名、1名で出てくるときもあります。深夜になると、OBの人たちが激励しにやってきます。そのついでに、行修者を連れて水垢離をしに行ったりします。
親子で水垢離(みずごり)
夜が深くなると、行修者に刺激を与えるようなことが起きてきます。毎年、OBが拝殿まで来て、激励も込めて一緒に水垢離に誘ったりします。今夜は特別に元行修者が自分の子供を連れて、水垢離(みずごり)を体験するというのを見ることができました。親の同意を得て、動画で公開します。
夜遅くまでいると様々なことがあるようです。
【佐女川神社】寒中みそぎ祭初日 まとめ
近年では、地元の若い人が「水垢離(みずごり)」をしに来ます。こういう場合は、行修者が若い人を連れていくようなスタイルで、水垢離(みずごり)が行われます。
こういう光景を現役の行修者が見ると、プレッシャーになると云います。今回は、この程度で明日の取材とします。
昨年の写真展で販売した「寒中禊ぎ祭」の様子を写真集を作り、写真展会場で販売させてもらいました。残りは、木古内町道の駅にて、写真集を販売しております。一冊1,000円(税込)です。残りが少なくなって来ていますので、売り切れ御免ですが、無くなったらすいません。