昨日に引き続き、渡御祭である。
いつも9月となると、天候が気になる月であるが、連日天気にも恵まれ、雲も少なく「晴天」である。今日は、御徒行列(おかちぎょうれつ)が、行列に参加する。写真でしか見ていないので楽しみだ。裃を着けた、人達が拝殿前に集合していた。
上2枚・発輿祭前
正午から発輿祭が行われた。
上2枚・発輿祭
発輿祭終了後、御神酒をいただく
いよいよ行列の出発である。全員正装である紋付袴での姿で、行列をする。
拝殿から出る行列先頭
こちらの猿田彦である。お面は上げたまま進行するのは、姥神大神宮も同じである。
警護の人も紋付袴である。神職も側についていた。
猿田彦命
ホラ貝を合図に、出発である。
出発の合図のホラ貝
御徒行列(おかちぎょうれつ)とは、松前藩が祖先の上ノ国に敬意を表し、例大祭の時、徒歩でお供をする住人に武士の格好(かみしも)を許したことに由来する行列であり、他では見ることの出来ない行列なのである。
左右に大股で、「ヤーキタリ」と声を掛けて進行する。
神社を出る御徒行列(おかちぎょうれつ)
次々と、行列は続く。
神輿は、車の上に載せ、子供らがそれを引いてあるくスタイルだ。
行列が神社から出て、海岸に出て少し経った時に、町内の山車(やま)がすれ違う。
どうやら山車(やま)は、2台出ているらしい。姥神大神宮のようにもう少し出ているのかと思っていたが、これだけのようだ。
昨夜、何処の山車(やま)かは知らないが、姥神大神宮の松寳丸の帰り山とそっくりの曲で、帰ってきた山車(やま)があった。楽は、同じものであった。
信廣山
蛭子山
行列は、比較的にゆっくりと進行していたような気がする。各家では、ふるまいの御馳走を用意して道先で待っているので、数メートル行き、休みを繰り返す。その場で、振るまい酒が用意されているので、飲まない訳にはいかないようだ。ペースも進み、御徒行列(おかちぎょうれつ)もハイテンションになりつつあり、「ヤーキタリ」と声も大きくなる。
ハイテンションな御徒行列(おかちぎょうれつ)
行列もいよいよ国道に入る
神輿を引く子供ら
上2枚・また町の狭い路地に入る
途中から行列から離れ、休憩していてまた行列に付いていたが、猿田彦が止まっても、行列全体が休憩に入っても、笛と太鼓は絶えないのである。楽人は交代で、笛を吹いたり、太鼓を叩いたりして、途絶えないようにしているのである。行列で一番キツいのは、楽人かもしれない。
夕方前から、御徒行列(おかちぎょうれつ)も酒が回り、大学生のコンパのノリになってきて、日本酒のラッパ飲みやイッキ飲みが目立ってきた。これでは大学生の時に見た、ススキノの行列である。見られていることも少し、考えてペース配分が必要であろう。
通常より、30分くらい遅れて行列が神社に戻ってきた。
還御祭に続く。
良かったらランキングにご協力下さい。
にほんブログ村
にほんブログ村