檜山地方の郷土芸能

北海道厚沢部町 美和八幡神社宵宮祭での目名権現獅子舞(美和権現獅子舞)【平成21年・2009年】

2009年9月5日

今回初めて訪問させてもらった、厚沢部町の美和八幡神社には、この土地に独特の「獅子舞」があり例祭の時に披露されるというのを聞きました。厚沢部町の獅子舞とは、たいていは、「獅子」ではなく、「鹿子舞(ししまい)」と書くように「鹿(しか)」であります。
宵宮祭の後に行われるというので、神楽と郷土芸能が見れる機会が出来て、2つの模様を見ることが出来ました。神楽の様子は前回で紹介させてもらいました。

そのむかしの美和地区

美和地区には、古くから入植者がきていて、鰊漁の時期には鰊漁に行き手伝い、鰊の時期が終わると、山の仕事をしていたそうです。冬の間に出身地を懐かしんで、笛、太鼓を慰めにしているうちに権現舞が伝わったと云われています。この舞いの流れは、岩手県遠野、青森県南部にあった権現舞がルーツになると云われています。
現在、岩手県遠野市や青森県南部地方には、この権現舞が途絶えてしまったらしく、北海道ではこの美和ともう1つ(もう1つは教えてもらった人も思い出せなかったらしい)があって、この権現舞を伝承されているようです。本州の文化が北海道で、生きている貴重な獅子舞なんですね。

目名権現獅子舞(美和権現獅子舞)の奉納

目名権現獅子舞 美和権現獅子舞

目名権現獅子舞 美和権現獅子舞

目名権現獅子舞 美和権現獅子舞
目名権現獅子舞 美和権現獅子舞

目名権現獅子舞 美和権現獅子舞

感想

見た感じでは、江差・厚沢部で行われている神楽舞の獅子舞とは異なり、荒々しい動きは見られないようです。獅子の中に入りこんだりもしないし、手で操るだけで、獅子の動きを表現しています。優雅な獅子の動きと、笛、太鼓が鳴り響き披露される。小太鼓が先導役的存在ですが、笛がメインが進めていくのが、本道ということなんでしょう。
途中から神歌が入り、楽の合間で「よいよい」「はっ!」とあいの手が入ります。会場にいる地元の人はこの神歌も歌えるようでした。
今回は、現れなかったが、白狐が現れて獅子をからかう仕草をするようです。明日、行われるようなので、白狐の様子を見たいので明日また見せてもらうことにしました。

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