渡島地方の松前神楽

松前町・原口八幡神社 新年門祓い・歳旦祭(平成28年)

2016年1月4日

恒例になりつつあります、原口八幡神社の新春門祓い神事と歳旦祭に行ってきました。

松前町には神職が行わない神楽会がありまして、現存しているのが2つありまして、元旦に行く「清部八幡神社」と、この「原口八幡神社」でした。今は無くなってしまった「江良八幡神社」は、もう出来なくなりました。
江良八幡神社は、人口減少と高齢者社会を迎えまして、近年出来なくなっている現状が見えてきています。私が見ることなく無くなってしましました。

原口でも粛々と門祓いが行われています。神楽は、出来る座数が少なくなっています。このような光景も見られなくなるのは、避けて行きたいと思いますが、人がいないならばそれなりに考えなければならないでしょう。

門祓いも一件一件の玄関を祓い清めて行きます。家から「おさんご」を出しに人が出てきます。出していただいた人に、お獅子が頭を噛んで「無病息災」を祈ります。

原口八幡神社 門祓い

門祓いが終わり神社に戻ると、昼食と休憩が入り、歳旦祭と厄払いの神事が行われます。
最後に神楽奉納になりまして、松前神楽が奉納されます。十二の手獅子舞・面足獅子(じゅうにのてししまい・もくたりしし 通称・佐々良)が行われます。厄年の人は肌着を持ってきてもらい、猿田彦がその肌着を獅子の口の中に入れます。獅子がその人の肌着を通して、厄を飲み込むように見えます。飲み込まれた肌着を吐き出して、終了となります。

原口八幡神社 松前神楽十二の手獅子舞

今年の門祓い四番勝負、招待神楽の影響により、清部、上ノ国、原口と3カ所と、次に福島町の門祓い神事に入ることにします。新春の寒修行は、福島町に向かいます。

にほんブログ村 写真ブログ 祭・イベント写真へにほんブログ村にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 道南情報へにほんブログ村

-渡島地方の松前神楽
-, , ,