今年も取材させてもらった、6月13日(土)に行われた、旧南茅部地区で行われる「ひろめ舟祭り」で行われる郷土芸能である。
行われた郷土芸能は、「安浦駒踊り」「木直大正神楽」「豊崎手踊り」「大船南部神楽」である。今回は、「木直大正神楽(きなおしたいしょうかぐら)」を紹介する。
今回は3座行われた。こちらも初めて見る舞いがあり、非常に興味深い神楽である。
各舞いの名前を聞き忘れて申し訳ないが、はじめに行われたのが、次回の「大船南部神楽」でも見る事ができた、鳥兜を使用した舞いである。
前回見たときよりも担い手が若くなっている。笛吹き、太鼓、手拍子とも若返りしていた。これからこの神楽を背負う貴重な人材だ。
詳しく調べていないのだが、大正時代に伝わり名称にも入れて伝承してきた「木直大正神楽」だが、南部地方からの神楽であるが、「大船南部神楽」と地域が違うのか、詳細はわからないが、同じような舞いが行われている。
昨年は、盆舞みたいな舞いを見せてくれたが、今回は「剣舞」である。ダイナミックな舞いで、扇と剣を持ち行われていて、途中前転や剣をとんだりして、アクロバット的な芸を見せてくれる。寄席で見るような大神楽を見るような、「芸」と舞いの融合したものを見せてくれる。
7月1日(水)の木直稲荷神社の宵宮祭で、神楽が披露されるというので、興味のある方は、訪れてご覧になってみてはいかがだろうか。
第24回ひろめ舟祭り 郷土芸能「木直大正神楽」