渡島地方の松前神楽

北斗市 有川大神宮宵宮祭での松前神楽【平成20年】

2008年10月16日

昨年も有川大神宮の宵宮祭を取材させてもらいました。今年も取材に入りました。
道南の神社の最後にお祭りが行われる神社です。7年前(平成13年)にも渡御祭も行われているようですが、近年は毎年渡御祭は行われてはおらず、渡御際が行われるその際は、勇壮な上磯奴が行列に出て、行列を盛り上げているが、まだ見たことはないのです。そろそろ、行われてもいいのではと思うのだが、予算の都合上簡単に行うことは出来ないようです。
宵宮祭の松前神楽は、榊舞・鈴上げ・利生舞・跡祓舞(福田舞)の4座奉納されました。宵宮祭では、十二の手獅子舞は行われていないようです。

松前神楽 榊舞

2008 有川大神宮宵宮祭01 榊舞

榊舞(さかきまい)

松前神楽 鈴上

2008 有川大神宮宵宮祭02
鈴上舞

鈴上(すずあげ)

松前神楽 利生舞

2008 有川大神宮宵宮祭03 利生舞

利生舞

松前神楽 跡祓舞

宵宮祭に獅子舞を行わない所で、一番最後に行われることから「跡祓舞(あとばらいまい)」と言われております。

2008 有川大神宮宵宮祭04 福田舞

跡祓舞(福田舞)


明日は、各地区を門払いをし、午後3時から本祭が行われます。

追記

神社によりますが、宵宮祭で「十二の手獅子舞」を行わない所では、最後に行われる神楽舞は「福田舞(ふくだまい)」とは呼ばず、別名の「跡祓舞(あとはらいまい)」と呼ばれております。一番後に行われるということで付いた名前だとも感じますが、とあるところでは、獅子舞に入る前に「跡祓舞(あとはらいまい)」で四方を祓い清めてから獅子舞を行うということも聞いたことがあります。宵宮祭の最後にこの「跡祓舞(あとはらいまい)」で四方を祓い清めるということで宵宮祭を終わるというのは、納得のいくことと感じます。

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