9月30日(日)
初夏の例祭に取材しようと思って、問い合わせをしてみると「今年は駒踊りは出れない」と言われ少し残念に感じておりました。函館市の旧南茅部町にある、縄文文化交流センター開館1周年「商工会縄文まつり」で、披露される事をを知り、取材しようと赴きました。
「北海道文化資源データベース」から、「安浦駒踊り」のことが乗っているので引用させてもらうと、
安浦駒踊りは、旧南茅部町の安浦地区に伝わる郷土芸能です。馬に乗り、戦に勝ったときの様子を表す「駒踊り」です。踊り手は扇子や刀など色いろな道具を持ち、前後約1mくらいの色とりどりの馬(駒)を腰につけて勇壮な舞を披露します。江戸末期に青森県三戸郡から伝承されたといわれています。
この「縄文まつり」の情報は北海道新聞に掲載された記事で知り、その記事の中には、
馬産地の旧南部藩で誕生し、江戸時代末期に漁業目的で移住した「和井内(わいない)」という人が安浦地区に伝えた。「扇おどり」「刀おどり」「七つ道具」「駒おどり」の4種類の演舞がある。
東北地方から伝わる、「駒踊り」が北海道の地区に伝承して生き続けている一例です。
まずは、最初は「手踊り」の披露から
舞い手も大切だが、楽人も無くてはならない人であり、笛・太鼓・手拍子で演奏されます。
楽人
数年前の例祭の取材で、地元の人の駒踊りの関心が強いことがよくわかったので、地元の人が観客として多く見られました。舞い手の目利きもしていて、「あの子上手だね〜」という声を背中から聞いておりました。
観客
郷土芸能は、その土地に行われた小さい芸能です。
この時代の維持・継続は非常に厳しい状況でありますが、なんとかしようと思う担い手の人の熱意で継続しています。見る機会があれば、一度ご覧になって歴史と文化に触れてみて体験して欲しいです。