後志地方の松前神楽

せたな町 事比羅神社 神輿渡御・本祭

ご鎮座170年を迎えた今年の渡御祭・本祭を引き続き取材させたもらう。
この日は、大変天気が良く暑い方であったが、なんとなく秋が感じられる空であった。
午前10時に神社の行列が、神社を出発。宵宮祭で行った、山車のメイン会場に向かい、近くにあるトンネルまで行き、神社がある方向に引き返して行き、神社を経過して瀬棚区の町の中を練り歩く。
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出発する神社行列
猿田彦の隣にいるのは、天宇受売神(あめのうずめ)だろうと思う。天宇受売神は、芸能の女神であり、日本最古の踊り子と言える。猿田彦と結婚したといわれている。
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猿田彦と天宇受売神
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神輿渡御
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午前中は、山車について披露される芸能を見ていた。かなりレベルの高い、芸能であると思われる。直会で、山車の方にいろいろ聞いたが、この日の為に踊りの稽古を積んでくるそうだ。その稽古の料金も馬鹿にならないとか。でも、この日にあがるお捻りも馬鹿にならないらしい。
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午後からは、神社行列に付くことにした。神輿は決まった家の前に止まり、担ぎ手らで1本〆を行い、次の家の前に行くスタイルで進行している。
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途中で、神楽の要請があればその場で神楽をした。渡御の最中に神楽が行われるのは、初めて見た。
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福田舞
午後5時に神社に戻って来た。瀬棚区をかなり練り歩いた。
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これから神輿が神社に入るのだが、4つのたき火された火を担ぎ手が、足で消しながら神社に入り本殿に向かうのだ。古平の猿田彦の火渡りを連想していたが、あすこまでダイナミックな神事ではないが、火で神輿を清めてから神輿から本殿に戻るは共通した約束事なのだと感じた。
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神様が神輿から本殿に戻られると本祭となる。祭礼終了後は、神楽奉納で2座奉納された。
注連祓舞・獅子舞(五方)である。いつみても注連祓舞は、息を呑む舞いである。
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注連祓舞
雄大でダイナミックに行われた獅子舞は、素晴らしかった。軽やかで、舞いにゆとりが見られた。
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獅子舞(五方)
こちらに来ている神職は、後志地方の神職が多かった。約1年前にも、後志・小樽ブロックの合同公演会を小樽で拝見したが、いい神楽をしていると思った。後志・小樽の松前神楽と、松前式の松前神楽が見れるという所だ。
岩内・寿都でも松前神楽は行われたのは知っていたが、京極町でも行われていることを知る。来年度は、機会があれば訪問して取材したい。
無事に御鎮座170年を迎えた例大祭も、何事もなく終了できた。日本海側になるお祭りは、山車が出て、神輿渡御の後ろを練り歩き町内の連帯感を強く感じる。都会では無くなりつつある風習が、残っていて守ろうとしている気持ちが素晴らしい。
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最後の挨拶をする綿谷宮司
大変いいお祭りを見させてくれた綿谷宮司、大変お世話になりました。

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