北海道の祭り、民俗芸能・文化、風習、伝説などを巡礼日誌です。松前神楽の取材も継続していきます。

良き候北加伊道

江差町・郷土芸能「江差鮫踊り」【平成20年】

2008年2月25日

引き続き、江差町・郷土芸能フェスティバルの中で行われた郷土芸能を紹介したい。

江差鮫踊り

江差の鰊漁にとってサメは厄介な存在だった。網を破り、鰊を徹底的に食い散らかして困り果てていた。そこで、漁夫達は手に手にこん棒を持ち網の中に入ったサメを撲殺した。その数はおびただしく海面が血で真っ赤に染まるほどであった。鰊を江差にもたらしたのは、鮫やシャチが追ってきたから、感謝はしていた。そのサメを感謝の意味を込めて供養する意味で、サメが網の中でのたうち回る様を踊りに脚色して、お盆に供養として踊るようになったらしい。


昨年の江差鮫踊り

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