引き続き、江差町・郷土芸能フェスティバルの中で行われた郷土芸能を紹介したい。
江差鮫踊り
江差の鰊漁にとってサメは厄介な存在だった。網を破り、鰊を徹底的に食い散らかして困り果てていた。そこで、漁夫達は手に手にこん棒を持ち網の中に入ったサメを撲殺した。その数はおびただしく海面が血で真っ赤に染まるほどであった。鰊を江差にもたらしたのは、鮫やシャチが追ってきたから、感謝はしていた。そのサメを感謝の意味を込めて供養する意味で、サメが網の中でのたうち回る様を踊りに脚色して、お盆に供養として踊るようになったらしい。
昨年の江差鮫踊り