2016年9月11日(日)に取材
渡御祭2日目の朝です。
今年は珍しく天気がよく、いい天気になるようです。今日も福島町内を練り歩きます。神社の渡御祭は、「究極のまち歩き」であると思います。
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【福島大神宮渡御祭】渡御祭は究極のまち歩き?
まち歩き観光というジャンルというか、旅行のカテゴリがあるとすれば、この渡御祭は、町を知る最大の「まち歩き」です。
毎年、門祓いやこの渡御祭を一緒に歩いていると、まちの隅々を練り歩き祓い清めて歩くこの「門祓い」を体験すると、そのまちの様子、現状、歴史、問題等が見えて来ます。共に歩けば問題の共通を共有出来ますし、身体で知る事が出来ます。これは、非常に大事なことであると思います。これを知らずして、地方の観光振興というのは成功はしないと感じずにはいられないでしょう。机で知られないことが多いので、大いに外で学ぶという姿勢が大事です。メール、電話なんかで重要な話はせず、実際に自ら赴き、直接会うことが大切です。
まぁ、それはさておき・・・
【福島大神宮渡御祭】行列の準備と猿田彦
行列の準備が、前日最終御旅所でありました月崎神社にて行われます。ここから2日目は出発します。
実行委員長、猿田彦は、装束や面などを整えて準備をします。
支度が終了した猿田彦の立ち姿は、勇壮ですね。高下駄のおかげもありますが、見栄えがいいですね。
行列の先頭に立ち、左右にいる「袖引き」がしっかりと猿田彦をお守りし、恥をかかせないように致します。
神社行列が出発すると、各山車の奉納の踊りがあります。神社行列を見送りながら、月崎神社前にて待っています。
【福島大神宮渡御祭】2日目の御旅所にて
お昼の御旅所での神事の様子です。渡御祭での御旅所は、だいたい大きな変更が無い限り、同じ場所になっています。
【福島大神宮渡御祭】午後からの渡御
神社行列の奴行列は、今年NHKのニュースで3分程度でオンエアされるようです。それで、取材が入っていました。
袖引きが、親と子供を招き、猿田彦に頭を撫でてもらうことをしています。見ている方もどことなく、様子がいいと思います。
福島町の猿田彦の面は、なんともいえない面であり、町内の人もこの面を気に入っています。以前、赤い面に変えましたら、どことなく違和感を感じるのでしょう、お面の話題に話が上がりました。お面一つにもこの町の人は、行列の並びや様子に気が付くもんだなと思います。
さて、行列も神社に戻り渡御祭の終了となります。福島大神宮の拝殿は高台にありまして、拝殿前までが渡御祭なのです。先頭を司る猿田彦が、拝殿の前にて行列最後尾までを見守ります。この階段まで来ると、今年の渡御祭の終わりが近づいております。
神社に入る前に高提灯で行列を迎えに行き、拝殿を目指します。
四箇散米行列、その後を奴行列も続きます。巡行ご苦労様でした。
行列の最後尾まで、猿田彦は見守ります。福島町の渡御祭は、猿田彦ではじまり猿田彦でしめるという感じでしょうか。
【福島大神宮渡御祭】直会にて
無事に行列の役をつとめさせてもらいました。視点が変わり、これからの取材の材料にもなることでしょう。
参加する人が多く、見る人が少ないということを町内の人から聞きますが、そのような状況の中でも、皆、楽しそうに祭りを楽しんでいます。一年に一度、氏神様に町の繁栄を見ていただくという渡御祭です。
【福島大神宮渡御祭】まとめ
私も貴重な体験をさせてもらいました。記録をしてきましたが、私の生まれた函館にも行列はありますが、福島町や江差町のように大勢の人がよってたかっての行事にはなっておりませんでした。祭りの日程も知らず、参拝の仕方も知らずに過ごして来ましたが、このような取材を通していにしえの行事に参加してみると、このような体験は何か大切なことを教えてそっと教えてくれました。
参加する人を記録するのも大事な作業です。参加するのもいいのですが、記録して行く人が圧倒的に少ないので、私はそれを続けていければと感じました。
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