北海道の祭り、郷土芸能・文化、風習、伝説などを巡礼日誌です。松前神楽の取材も継続していきます。

良き候北加伊道

【函館市 お参り】赤沼本山妙要寺「うしみつ参り」(平成23年)

昨年初めて参加させてもらった、赤沼本山妙要寺「うしみつ参り」を今年も取材しようとまた参加させてもらいました。
今回は、有志の2人を同行しての赤沼までのお参りに参加させていただきました。

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「うしみつ参り」とは?

「うしみつ参り」のチラシより、

年に一度、深夜のお山詣で
はこだての紅灯を眼下に、しずかに、おごそかに、老いも若きも、随喜参加のうしみつ参りは、七の月の七の日の丑満時(6日の夜から、7日の夜明け前)にお山に詣り、赤沼のほとりで心願をこめれば、赤沼大龍神様が必ず聞き届けて下さるという言い伝えに基き、御開山さま以来、連綿として受け継がれています。おさそいあわせてご参加下さい。

と記してあります。うしみつ時までに、赤沼に到着し、龍神にお願いをすると必ず聞き届けるという願いの場でもあります。それなりの精神がなければ行けないということになりますね。

純粋にお参りとするということから今年カメラの使用は、赤沼に着いてから撮影を行いました。
午後9時過ぎに、うしみつ参り無事成就祈願法要が行われました。法要終了後、何もなく出発時間まで本堂で出発時間まで待機します。

赤沼へ、そして願い

出発の午後11時頃に本堂から出て集合しました。
昨年同様、参加者全員で「南無妙法蓮華経(なんみょうほうれんげきょう)」と唱えつつ、ゆっくりと進行して行きます。途中、休憩とダム建設の際の死亡者供養を行い、赤沼まで軽い山道を「南無妙法蓮華経(なんみょうほうれんげきょう)」と唱える声が響きます。
無事に赤沼さんまで到着しました。

大正9年6月に、大道妙要尼が、北海道の事を聞き来道しました。赤川の上流に、人もおそるる魔の沼有りと聞き、これこそ良き修行だということで、修行に励み開山させたました。

道南霊場とあり、修行の場所でもあるようであります。

法要が行われ、各自赤沼周辺に向かい祈りを捧げます。その法要の中、各々作ったおさんごを赤沼の中に投げ入れます。
投げ込んで、早く沈むと早く願い事が早く成就することのとです。沈まないと成就しないという返事のようです。


赤沼での法要


赤沼での法要

カメラ的にも厳しい条件の上、最大に感度を上げて撮影しました。深夜の赤沼さんでの法要の様子であります。

赤沼本山妙要寺「うしみつ参り」 まとめ

今年も無事にお参りできました。今年は有志2人の参加が加わり、少々気が楽でした。有志の2人も楽しんでいただけたようでよかったです。

来年も行ければ、行こうと考えております。このブログをご覧の方々で、興味のある方はメールにてお知らせ下さい。皆さんで行ければ、楽しい修行を行いませんか?

【注意】この「うしみつ参り」は、2015年まで行われておりました。2016年開催に断念とのニュースを新聞で知り、残念でした。

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