北海道の祭り、民俗芸能・文化、風習、伝説などを巡礼日誌です。松前神楽の取材も継続していきます。

良き候北加伊道

【弘前市の祭り】青森県弘前市 岩木山神社・お山参詣奥宮神賑祭(平成29年)

2018年6月23日

2017年9月18日(月)に取材

今年は本州に取材に行けるという幸せは感謝しなければなりません。5月に山形県長井市、6月に札幌市・北海道神宮、今回は青森県弘前市の岩木山神社のお山参詣の取材です。
しょっぱい川である津軽海峡を越えた町での取材は初めてです。以前、青森市のねぶたを見に行っておりましたが、近年はご無沙汰しておりました。弘前市は2年ほど前に、旅行に行きまして、様々な所を巡りまた来たいと感じておりました。また訪問できるのは、有難いことです。

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岩木山について

北海道からも見える青森県の象徴的な山・岩木山は、津軽地方の人の信仰の対象となったお山です。標高は1,625 m、青森県の最高峰であります。函館からは見ることができませんが、福島町から松前町辺りで天候の良い時には、本州の方を見ると岩木山を見ることが出来ます。


岩木山と田んぼ

お山参詣について

函館のある神社にも以前、参拝者が太鼓と笛を奏でながら参拝されていた方々を拝見したことがありました。この時に、青森県の岩木山の神社のお囃子だということを知りました。それ以降、気になっておりました。いつか取材に行きたいなぁと思っておりました。
まずは、勉強して行かないと思いまずは「お山参詣」とは?という基本的なところから、調べないといけませんでした。インターネットで調べたものから引用しますと、

津軽地方の人々にとって「岩木山」はかけがえのないシンボルであり、古くから「お岩木山」とか「お岩木様」と慣れ親しまれてきました。旧暦の8月1日には、「五穀豊穣」「家内安全」を祈願して、この「お岩木様」に集団登拝する行事が「お山参詣」・「ヤマカゲ」といわれている行事です。この行事がいつ頃から始まったかは定かではありません。
一説によると鎌倉時代の初期といわれていますが、現在のように形式化したのは江戸時代中期(1719年)約289年前。その当時は、8月1日だけは一般の人々は山に入ることが出来ず、藩主のみが登拝するものでした。
明治に入ってから、一般の人たちによるお山参詣がメインになったといわれています。

岩木山観光協会より引用

これだけ大きい山ですから、信仰の対象となっていまして、この日のために皆さん、この行列に大変気合が入っているようです。


鳥居


山門

岩木山が真っ直ぐの真ん中に見られるように鳥居もつくられており、この岩木山が御神体ということもあり、ここでどのような光景を見ることができるのかと少し楽しみです。

岩木山神社・お山参詣奥宮神賑祭

この神事は、宵宮祭のように感じられました。関係者と氏子さんと思われる方が拝殿に入って来て、受付を済ませると、タスキをいただく。

お山参詣奥宮神賑祭が始められました。通常の祭礼です。
祝詞奏上、御幣を関係者、氏子さんらに振られ、お山参詣の安全と無事を祈願しました。

さてこの目的は?

この取材の目的は、お山参詣の各町内がこの岩木山神社に向かう行列を撮影し、その次の朝の御来光を撮影とありました。

?岩木山に登って、御来光を撮影なのか・・・
また、山登りなのか・・・

そうです、また登山をしなければなりません。テレビのお仕事には、必ず辛いことが付きまといます。
調べると車で8合目まで行けて、ロープウェイで9合目まで行けるようで、残りの1合を登山ということになります。明日にロケしながら考えるとしましょう。

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