2017年6月16日(金)に取材
ダイドードリンコスペシャル「日本の祭り」の今年の北海道は、この北海道神宮例祭です。
この度、二度目のサブカメラマンでの取材を行うことになりました。有難いことです。
ダイドー祭りドットコム2017「札幌まつり」はこちらです。メインはダイドー祭りドットコムなのでそちらを参照ください。札幌まつり「祭り写真館」をご覧ください。
その3日目の「渡御祭」を取材しました。札幌市内を練り歩くので、交通規制が入り、各所各所に移動しながらの撮影でしたので、各個所に行く際、出る際にいろいろと奔走しました。
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【北海道神宮例祭 渡御祭】準備
雨が心配されたのですが、雨はなんとか通過してなんとかなりそうな天気になりました。昨夜は程度よく降っておりまして少々心配されていましたが、なんとか持ちそうな天気です。
準備風景から取材に入りまして、車で移動しながらの撮影になります。発輦祭(はつれんさい)の前に渡御祭奉仕者が集まり、出航祭前に装束に着替え始めました。
道具が出されており、装束を着た人は朝食を食べており、準備万端という感じです。
発輦祭(はつれんさい)
鳳輦(ほうれん)のことは、初日の時にも触れましたが、
胴が箱型で内部が空洞の物を鳳輦(ほうれん)と呼び、実際に人間(主に天皇)や大きめの神器・依代が乗るものとして造られたのが起源とされるため小型の物は存在しない。神輿と鳳輦の定義で議論になるが、文字通りの意味を定義と捉えた場合、鳳凰(ほうおう)を付けた神輿全てが鳳輦(ほうれん)になってしまい、逆に鳳凰を冠してない鳳輦も存在するため、「皇族などの貴人が乗る輿」と定義としている書籍が多い。
Wikipedia「神輿」より引用
とあり、「鳳輦(ほうれん)」でも「神輿」の意味を持つので、形を見て「鳳輦(ほうれん)」の形をしている「神輿」という認識でいいのではないかと思われます。
発輦祭(はつれんさい)とは、渡御祭の出発、安全を祈願して行う神事です。渡御祭は、一年のまちの繁栄を神輿を通じて神々に見ていただくという行事です。一連の神事を行います。
発輦祭(はつれんさい)・祝詞奏上
発輦祭(はつれんさい)が終了すると、鳳輦が拝殿から出て行きます。
神社境内から札幌市内中心部へ
ここから、断片的に写真を掲載します。神社境内からでた行列は、大通り公園を通り、市内中央部の大通り方面を通り、中島公園、北海道神宮頓宮まで渡御します。
中島公園のポプラ並木での行列が通過するということで、いいポイントとしてポプラ並木が綺麗な場所を選び待ち構えます。
先頭猿田彦、一本下駄での渡御です。
維新勤王隊が、笛太鼓と共に行進します。
鳳輦(ほうれん)四基が続きます。
地区の行列と、後ろから山車が続きます。
札幌市内に、北海道神宮頓宮があります。「頓宮(とんぐう)」とは「仮の宮」を意味するとのことです。ここでの神事が行われ、神楽の奉納されました。ここでお昼の休憩が入りました。
大通り方面へ
休憩を挟んで行列は、いよいよ、札幌の繁華街の四丁目プラザへの御旅所へ向かいます。
こちらのお神輿は、関東風の担ぎ方をしてお祭りを盛り上げております。粋でいなせな雰囲気を四丁目プラザで披露しております。
無事に鳳輦四基が揃い、神事を行い、行列は戻りに入ります。
行列を神宮境内で待つ
一足早めに神宮境内に戻ると、最後の様子を見ようと市内の人が大鳥居前で待っております。渡御祭最後の鳳輦(ほうれん)を見守ろうと集まって来ております。
最後に鳳輦(ほうれん)から御霊を本殿にお遷しします。この時、拝殿の門は閉ざされ関係者以外は外に出されます。一応取材する側は、入れましたがここではその様子を見守りました。通常の神社で見られる御霊移しと変わりはしません。御霊が移る際に、白い布に覆われた神職が御霊を持ち、移動して納める間に「おー」と警蹕(けいしつ)を行います。神様をお招きするに際して人を警(いまし)め謹しませる呼びかけの声です。その間、神職、参拝者まで低頭します。
宮司は神前で祝詞を奏上し、渡御祭が終了しました。
だいたいの今まで取材していた渡御祭と何ら変わりはありません。
大きい神社は、それだけの寄付で大きく渡御祭が行われ、小さいところは予算内の行列になるというのが常です。神事に関しては、大小関わらず行われる神事は一緒です。
【北海道神宮例祭 渡御祭】まとめ
北海道の大きな神社の祭式や神事を勉強になりました。正直に、一度は北海神宮例祭を取材したかったので、その夢も叶いました。ここに掲載した以外の写真も見られますので、ダイドー祭りドットコム2017「札幌まつり」はこちらをご覧ください。
メインはダイドー祭りドットコムなのでそちらを参照ください。札幌まつり「祭り写真館」をご覧ください。