北海道の祭り、郷土芸能・文化、風習、伝説などを巡礼日誌です。松前神楽の取材も継続していきます。

良き候北加伊道

平成28年 姥神大神宮渡御祭【上町巡行】

いよいよ今日で、お祭りがこの日で終わります。そう考えると少々寂しくなりますが、この日の巡行を楽しみます。上町巡行は、距離もあり、下町巡行よりもキツイ感じがします。前日の巡行の疲れもあるし、距離もある巡行に大切なのは、水分の補給と疲れ対策を考えなければと思います。

神社前にて、出発を待ちます。

姥神大神宮渡御祭 祭囃子コンクールの審査発表

山車の巡行前に、姥神大神宮渡御祭 祭囃子コンクールの審査発表もあり、今年は「楠公山」が優勝しました。
聞いていても気持ちがいい御囃子です。羨ましい・・・

上町巡行での檀家周り

以前カメラだけぶら下げていて撮影に熱心だった頃は、ある程度まで山車(ヤマ)が進むと、お好みの場所で待つスタイルをとります。年数を重ねると、「檀家周り」する家も出て来ますので、そちらにお世話になりますが、上町での檀家はほとんどありません。
唯一、毎年お邪魔している石塚さんの家で、蛭子山笛吹きの皆さんと一緒に行きました。いつも凄いご馳走です。

「檀家周り」は、年に一度しか会わない人に会いに行くためという要素もあるようです。以前に江差に住んでいて、実家がありこの祭りに合わせて休暇を取り、この祭りに参加して以前の懐かしい人、お世話になった人、友達・親戚に会いに行くということです。

まさに地元ならではの祭り

なのです。楽しい時間をお酒とご馳走を出して迎え、共に行き来をして交流しているという、江差ならではの文化なのです。

上町巡行にて

いつもの坂道にて。
困難な坂道も各山車(ヤマ)の皆で乗り越えます。

上町巡行も前半戦の終わりがけです。山車(ヤマ)を綺麗に整えて、夕飯の時間です。各山車(ヤマ)の人たちは、休憩所もしくは檀家に向かい身体を休めます。

上町巡行・新地までの道のり

さて一番盛り上がる新地までの道のり、スタートです。山車(ヤマ)には、電気が入り巡行スタートです。

上町巡行の際の「宿入之儀(しゅくいれのぎ)」

今年笛吹きとしては、太鼓のペースが早くどうにもうまく行きませんでした。以前のペースが乱され、どうにも調子が出ません。
気分を変えて、神社行列が神社に戻り、昨日も行った「宿入之儀(しゅくいれのぎ)」を行うので、そちらに向かいました。

「宿入之儀(しゅくいれのぎ)」が終了すると、神社の行事は終了となり、直会に入ります。
今年6月末までをもって、以前の宮司が退任し、新しい宮司の最初の祭りでした。以前からお世話になっている方が就任したので、これからも神社行事や神楽を通じてお世話になると思います。

直会にて、宮司からのお話を聞いて暫くしてから、新地に向かいました。新地では、13台の山車(ヤマ)が勢揃いして、一番盛り上がる所でもあり、祭りの終了が近くなるのを感じる時でもあります。
毎年、写真を出しているので新地での風景は割愛します。この光景は体感しに来て下さい。この祭りの熱いものは、来ていただければわかります。つまり、身体で感じるのが「祭り」なのです。

最後に、蛭子山の直会にて行われた「切り声」で今年の祭りの報告とさせてもらいます。

今年もけっこうな祭りで・・・

今年だけの特別なことが、次の日ありました。後日報告します。


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江差・姥神大神宮渡御祭
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