2017年1月3日(水)に取材
今年も上ノ国の新年門祓いと初神楽祭を取材しております。門祓いと神楽を見られる正月は、貴重な体験だと感じます。
この貴重な門祓い風景も残しておきたい光景です。これらを記録して置くことも大切なのです。いつ途絶えるかもしれないので、注意していかなければと感じております。
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【上ノ国八幡宮】新年門祓い
神社の役員さんが黒紋付袴の姿は、道南ではここだけしか見られない光景かもしれないですね。黒で締まった姿は、見ていても気持ちのいい姿です。先頭の旗と、塩打ち、御幣、獅子と続き、楽人が楽を絶やしません。
【上ノ国八幡宮】初神楽祭
門祓いが終了すると、初神楽祭が行われます。
今年初めて見る、桧山の神楽舞です。子供達の協力なければ味気のないものです。
ここの神社は松前藩との関わりが深い神社です。
当社の御創建は、文明5年(1473)松前藩始祖「武田信廣」公が勝山舘(現国指定史跡「勝山舘」跡)に守護神として創祀、舘神(舘神八幡宮)と称した。永正11年(1514)2代光廣が大館(松前)に本拠を移し5代慶廣の時豊臣秀吉・徳川家康によって蝦夷島主と認められ、安東氏より独立するに至り、姓を松前と改め後に江戸幕府下の1藩として位置した。上ノ国は、藩祖草創の地として藩主の直領とされ当社は上ノ国三社「現・夷王山神社、砂館神社と併せて上ノ国三社という」の一社で、松前藩の崇敬殊に厚く、他2社と共に歴代藩主は1代に1度必ず参詣し、毎年正月には藩主名代が代参する慣しであった。現本殿は元禄12年(1699)建立の一間社流れ造り(一部彩色)の本殿を明治時代に勝山舘より遷し伝説「大蔵鰊」の若宮社他を合祀している。社殿には松前13代道廣公、14代章廣公の書が、又室町様式の狛犬が幣殿奥深く往時のままに御祭神を護っている。
北海道神社庁より引用
北海道の歴史を感じられる神社に参拝してみませんか?
初神楽祭・神楽舞
神楽舞は、七座ほど行われました。松前神楽を流れを組む、神楽舞です。
【上ノ国八幡宮】新年門祓い・初神楽祭 まとめ
毎年ながら、拝見している門祓い神事と神楽舞ですが、見続けております。
「毎年見てどうするのか?」ということもしばしば言われますが、無くなるまで見続けて行きたいと感じてしまいます。風習や伝統が無くなることは、寂しいですが何処を見ても現状は一緒だと感じてしまいます。もし無くなるならその最後を記録していたいと感じているかもしれないですけど、維持してほしいから見続けて行きたいとも感じております。
行う人が、この行事の大切を感じ続けていければ継続されていくでしょう。辞めてしまえば元に戻すことは難しいだろうと感じられます。
正月の門祓い神事周りも、残りあと1つです。松前町・原口八幡神社に行きます。
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