2018年8月9日取材
毎年取材というか、祭りを楽しんでいる感じになってきた祭りです。中歌町・蛭子山の祭囃子を覚えて、参加をし始めた平成26年です。今年で5年目ということになります。笛吹きに来ているのか、写真を撮りに来ているのかというと、笛吹きが楽しくなって来ているということが大きくなっていると思います。
祭りの感じ方も、参加することにより、より一層深いものを感じられました。今年も、蛭子山を中心に笛を吹き、楽しみながら取材しようと思っております。
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【平成30年 姥神大神宮渡御祭宵宮】宵宮神社前にて
8月9日の午前から姥神大神宮前にいると、各町内の山車(ヤマ)が次々と、お祓いを受けにやってまいります。(魂入れとも云います)
ここにいれば、13台全ての山車(ヤマ)が見られる訳ではないのです。松寶丸は神社まで行けないので、神職が松寶丸のある檜山神社まで行き、お祓い(魂入れ)を行なっています。★以前の記事にも掲載致します。こちらでご参照ください。
【平成30年 姥神大神宮渡御祭宵宮】神輿について
拝殿の中には、五つも神輿があります。写真では、3つしか掲載しておりませんが反対側にもう二つあります。
以前にも書いたのですが、北海道で鳳輦(ほうれん)を持っている神社というのも珍しいのではないだろうか?と思われます。このことを知ることにより、「江差」という所がどれだけ活気があったのかということが理解できると思われます。さまざまな場所で渡御祭を見ておりますが、鳳輦(ほうれん)を見たのも、北海道神宮の渡御祭は鳳輦(ほうれん)の形でした。
【平成30年 姥神大神宮渡御祭宵宮】各家の準備
各家は、祭りの準備に追われております。宵宮になると、各家の前に提灯や飾り付けを行います。なんともいにしえの祭りの雰囲気を感じられます。
【平成30年 姥神大神宮渡御祭宵宮】山車(ヤマ)のお祓い
山車(ヤマ)のお祓いに、ほとんどの山車(ヤマ)がやって来ます。祭り期間の安全祈願祭と言ってもいいでしょう。無事に祭りの巡行を行われるように、山車(ヤマ)に魂を込めるので「魂入れ」ということなのだろうか?あるいは、人形を立てるので人形に「魂を入れる」意味なのでしょうか?両方考えられますね。
山車(ヤマ)が神社に来るのは、9日の午前中からで、午前中は主に神社から遠い所が多いです。山車(ヤマ)は、9日の宵宮では町内での巡行を行います。10日の下町・11日の上町巡行の行かない所を主に周るようです。神社に近い所は、午後から巡行が始まるようです。
山車(ヤマ)のお祓いは、山車(ヤマ)を主に廻す頭取を始め役員や引く者も拝殿に入り、お祓いを受けます。お祓いを待つこともあります。待つ山車(ヤマ)は、神社の脇に停めて、お祓いを待ちます。
お祓いの神事が終了すると、鳥居前に山車(ヤマ)をお祓いをします。
各町内の山車(ヤマ)は、自分たちのシンボルでもあります。誰でも自分たちの山車(ヤマ)が一番なのです。
山車(ヤマ)の勇姿を撮影していた、若手の女性達がしみじみと山車(ヤマ)を見る光景は、祭りのはじまりと巡行して行く姿がなんとも祭りらしい光景ですね。
【平成30年 姥神大神宮渡御祭宵宮】山車(ヤマ)での御囃子について
お祓いを受けている間でも、山車(ヤマ)では祭囃子は、「立山(たてやま)」という御囃子を奏でます。神社に敬意をはらう気持ちも込められているような優雅な御囃子が多いです。
御囃子は子供達の仕事のようなもので、小学校までの子供は「太鼓」を行い、中学生になると「笛」、高校生になると山車(ヤマ)を廻す方に役が行くようです。少子化に伴い、この役割も大変です。御囃子をする担い手が少ないのです。
山車(ヤマ)に載った子供達がいい表情をしてくれますね。祭りは、一年に一度の非日常な日ですよね。子供達も楽しんで山車(ヤマ)への熱い思いを感じて行くのでしょうね。
【平成30年 姥神大神宮渡御祭宵宮】拝殿での神事(山車のお祓い)
頭取を筆頭に拝殿に入り、お祓いの神事が執り行います。山車(ヤマ)の安全祈願祭ですね。祝詞奏上では、頭を下げて祝詞を受けます。
祝詞を聞きつつ、紫陽花がいい感じに咲いております。
【平成30年 姥神大神宮渡御祭宵宮】中歌町・蛭子山のお祓いと巡行
昨年は笛の師匠が忌引きでお休みしたので、今年の巡行での笛吹きは安心して巡行できそうです。どこの山車(ヤマ)では、あまり笛を長く吹いている人は少ないと思われます。大人は、山車(ヤマ)の巡行に入り絶えず、巡行や切り声などに翻弄されておりますので、笛がなかなか吹けない状況にあると思われます。「少ない笛吹きに参加するのも悪くないかも・・」と想い、笛吹きに入らせてもらいましたので、今年も蛭子山の巡行について行こうと思います。
神社前にて蛭子山の到着を待ち、神社からついて行こうと思います。
お祓いの神事の後、山車(ヤマ)を幣(ぬさ)で祓い清めます。二礼二拍手一礼を山車(ヤマ)の前で行い、お祓いは終了となります。
【平成30年 姥神大神宮渡御祭宵宮・蛭子山】町内での巡行
神社から中歌町内を巡行いたします。中歌稲荷神社で休憩に入ります。
拝殿で休憩しますが、巡行間際になると拝殿にいた祭り人も少なくなり、関係者に混ざりいろいろと祭りの話やそれぞれの近況を話したり、江差の話をしております。
この時間頃に、姥神大神宮へ行くと御霊代奉遷祭が行われます。目的は、神楽舞を見たいので神社まで行くと、拝殿には大勢の人です。
神楽は無事に見れました。今年は割愛させてもらいます。
神楽舞終了後、山車(ヤマ)に戻りました。
蛭子山は、中歌稲荷神社を出て町内を巡行します。提灯の灯りのもとに進みます。
山車(ヤマ)の舵取りが巡行のカギであると聞いたことがあります。確かに大変だろうなぁ。
【平成30年 姥神大神宮渡御祭宵宮】まとめ
この日の山車(ヤマ)は、町内を巡行します。とてもゆっくりとしたペースで、巡行して行きます。明日の巡行の天気が気になりますが、雨さえ落ちなければいいなぁ
結構なお祭りで