北海道の祭り、民俗芸能・文化、風習、伝説などを巡礼日誌です。松前神楽の取材も継続していきます。

良き候北加伊道

【北海道の祭り】江差町・姥神大神宮渡御祭「上町巡行」(平成22年)その1

雲行きの悪い天気です。今日は、必ず雨が降るだろうと思われる天気であります。
姥神大神宮渡御祭を取材してから雨に当ったことは、最初の年に少しだけ写真を撮った時かな?と記憶しております。でも、本降りは無いだろうと感じられつつ、最終日を迎えました。

雨具とカメラ機材を持ち、神社に集合です。
この祭りを取材している重鎮の人は、今年は山車(やま)の取材を中心にされていて、先山車(さきやま)である政宗山に付いております。傘をさしながらの撮影は、どうにも塩梅がよくありませんが、それなりに撮影しました。さすがに昨夜の疲れから、巡行中にシャッターを切ることは少なかったかもしれません。

姥神大神宮渡御祭 上町巡行スタート


先山車(さきやま)政宗山

猿田彦

猿田彦先導し、行列が進みます。
豆知識ですが、渡島と檜山と御幣の作り方が違うとのことです。確かに檜山は、下の写真のように少々手が入っています。

猿田彦先導

神輿出発

神輿出発

姥神大神宮渡御祭 上町巡行「折居社跡」

姥神大神宮の由緒で、折居婆さんがニシン漁をもたらし、姿を消しました。その後、人々は姥(折居婆さん)を祀っていた像を「姥が神(うばがかみ)」として尊崇していました。その跡地であります。1644年に今の位置に遷り、この跡地も今でも大切にお奉りしています。このような所にも回るのが、上町巡行であります。

折居社跡

姥神大神宮渡御祭 上町巡行「誉山・切り声」

巡行は難なく行われて来ましたが、小雨が降り始めてきました。その中でも、祭り囃子は継続されています。

相撲道場前での誉山の切り声


小雨でも祭り囃子は続く

姥神大神宮渡御祭 上町巡行「蛭子山・笛吹き部長」

いつもお世話になっている、私が通っていた高校の先生をしておりました、蛭子山・笛吹き部長であります。
この人の笛を聴かなければ、姥神大神宮渡御祭に来たという気にならない人でありまして、ガリ版絵でこの13台の山車(やま)を制作されておりまして、いつもこの祭りでお会いして頂いております。近日に、このブログでも紹介したいと思います。

蛭子山・笛吹き部長


蛭子山・笛吹き部長

姥神大神宮渡御祭 上町巡行「神功山ー愛宕山をうたうー」

昨年、神功山から可愛らしい歌声が聴こえてきました。各山車(やま)には、行き山、帰り山、立て山と3曲は異なった祭り囃子がありますが、神功山は、もう1曲あると気が付きました。地元の人は知ってて当然でしょうけど、気が付くのに6年かかりました。替え歌らしいのですが、詳細はよくわかりません。とある人に聞くところによると、「ノーエ節(農兵節)」ではないだろうかということであります。

ノーエ節(農兵節)とは、静岡県三島市などで歌われ、全国的にもよく知られる民謡。ノーエという掛け声に由来する名で、農兵節という字を当てることも多い。よく似た歌は全国にあり、いずれもノーエ節と呼ばれる。これらの中で、幕末に始まる横浜市の「野毛節」が元祖とも言われている。しかし、三島のノーエ節はこれ以前に江川英龍による農兵訓練用行進曲として始まったとも言われ、定かではない。

ウィキペディアより引用

神功山の人は、「愛宕山」と呼んでいるらしいです。
そして、携帯から撮影した動画ですが、雰囲気だけでも味わって下さい。

♪ 愛宕山からノーエ あたごさいさい山から 谷底見ればね (ソレ) 愛宕山からノーエ ♪

歌いながら巡行する山車(やま)があるのは、知らなかったので昨年から印象に残っていました。

姥神大神宮渡御祭その1 まとめ

私はこの2日目が辛いと感じられます。1日目の疲れを抱えて、しかもアップダウンの道のりの多い2日目は疲れが出ます。私だけでは無いと思いますが、山車(やま)関係者もそうだったと思います。
ということで、笛吹き部長さんの檀家さんにお邪魔させてもらいました。くさやの話で大いに盛り上がり、楽しいひとときを過ごさせてもらいました。そこで御馳走になったのは、くじらソーメンでした。大変美味しかったです。
2日目の難所も山車(やま)を引く人も少ないのか、車で引っ張りました。


雨での巡行は辛い

雨が晴れなくなってきたので、ひと足に車に戻り、一休みすることにしました。
夕方にかけて一休みし、クライマックスまでの巡行を撮影しようと思いましたが・・・
その2に続きます!

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