北海道の祭り、民俗芸能・文化、風習、伝説などを巡礼日誌です。松前神楽の取材も継続していきます。

良き候北加伊道

【北海道の祭り】函館市・石崎地主海神社春季例祭「豊栄の舞」(平成20年)

2008年5月15日

初めて取材させてもらう所で、函館市石崎町にある石崎地主海神社(いしざきじぬしかいじんじゃ)で行わう「春季例祭」に撮影の許可をもらい、豊栄の舞(とよさかのまい)を撮らせてもらいました。

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石崎地主海神社由緒

ここは、遅咲きの桜の名所であります。近年周知されており、5月中ごら末にかけて見学客で多くの人がいらっしゃいます。海岸線(国道278号線・別名 恵山国道)よりも山側に鎮座している御社です。

亀田郡石崎地方は本道で最も古く、鎌倉時代(1185~1333)に和人が渡海して定着した由緒の地である。明治43年、大槻家の人々も北海道開拓を志し、郷里仙台の地より嘉永年間より信仰していた猿田彦大神、天照大御神を奉じてこの地に入り、祠堂を建てた。その後、沿岸漁業の豊漁を祈るため、海津見大神を合祀したが、社殿の損傷により明治元年より100年を記念して、昭和43年改築。

北海道神社庁のホームページより

石崎地主海神社の祭神

大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)
大海津見大神(おおわたつみのおおかみ)
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
大山祇大神(おおやまつみのおおかみ)

先日、桜の名所でもあるこのお社に参詣も兼ねて訪れると、パンフレットに春季例祭が、近日だと言うことを知る。しばらく活動してなかったので、取材を申し込んだ。

春季例祭で奏上される雅楽

宮司さんとお話しさせてもらうと、松前神楽ではなく雅楽・豊栄の舞(とよさかのまい)が奉納されることです。
函館市内の御社でも雅楽を奉納するのは、数社だけだと思われます。よくお聞きすると、函館八幡宮で豊栄の舞(とよさかのまい)を奉納されているといいます。以前にも取材でお世話になっている所ですが、直接に舞い手の方にお話したことがなかったし、撮影した写真を函館八幡宮に持って行ったので、直接にお話することはありませんでした。てっきり函館八幡宮の方が、奉納されているとばかり思っていいました。確かに函館八幡宮では松前神楽は行われておらず、例祭の際には「雅楽」が奏上されております。

雅楽を行うのは、市内でも組織が幾つかあるようで、その存在を知ったのは昨年でした。撮影の許可をもらい、当日まで撮影方法を考えておりました。

お祭りですので、基本的に邪魔にならない撮影したいと思っており、雅楽の際に前の方に出て行き撮影させてもらいました。
今回は、ストロボを使用しないで撮影してみました。拝殿の中は暗いので、感度上げてISO1600にデジカメをセットするが、粒子の状態は悪くなるが、今回はあえて撮影してみました。
高感度設定(ISO1600)となり少し粒子が気になるが、この程度の大きさで見る分には困らないが、大きく引き延ばすと粒子が見えています。

なんとも優雅な舞いです。緩やかに舞われる姿に少々シャッターを押すのを忘れるほどでしたが、神楽もこの一座(一演目)ということもあり、撮らなければと思い直してシャッターを切りました。

最後に

豊栄の舞の奉納を無事に終わり、直会に呼ばれてしまい出席させていただきました。
雅楽の代表の方や、宮司・禰宜さんにも声を掛けられて恐縮しながら、なんとか無事に撮影できた。

この場をかりまして、石崎地主海神社の皆様、大変お世話になりました。
また機会があれば、よろしくお願いします。

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