北海道の祭り、民俗芸能・文化、風習、伝説などを巡礼日誌です。松前神楽の取材も継続していきます。

良き候北加伊道

今年の寒中みそぎ 別当・行修者【平成20年】

本年1月13日-15日まで、行われた木古内町・寒中みそぎの別当を務めた行修者を紹介したい。

行修者について

今年の別当を務めた斉藤竜二さんは、今年で寒中みそぎ終了となる。行修者は4年務めることになっている。最初の年は、弁財天。2年目は、山の神と3年目は稲荷と務めて最後の年は、リーダーの別当を務めることになる。本殿から出るときも先頭となり、3人を引き連れる。


正装の準備をする斉藤君


正装で本殿から水ごおりに向かう為に草履を履かせてもらう


水ごおりをし、本殿に帰ってくる


稲荷から稲荷神社のお供えの油揚げをもらう

別当の役割的には、リーダーはもちろんのこと参拝者にお神酒をすすめるなどがある。14日には、最後ということもあり、別当らしいところを魅せてくれた。

14日の深夜に、別当一人で、水ごおり1時間半に渡り行った。見ているこちらが寒くなる光景だった。見事にやり遂げた。

行修者まとめ

3回水ごりをし本殿に向かい、また水ごりをしに赴きを1時間半を行う。何度も水ごりを行う為に、桶に水が少し溜まるのを待つが待つのがツライのだ。寒風のさながら何もしないでいるほど寒いものはないだ。最後の荒行とはいえ、頑張った。
毎年、寒中みそぎを見せてもらいこの寒い時期に、水ごりを行う青年を見ると関心と感動する。このような神事はこれからも行われるだろう。
別当を務めた斉藤さん、ご苦労様でした。


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