北海道の祭り、郷土芸能・文化、風習、伝説などを巡礼日誌です。松前神楽の取材も継続していきます。

良き候北加伊道

木古内町・寒中みそぎ 2日目【平成20年】

木古内町・佐女川神社に籠り、水ごりを行い15日に行われる津軽海峡で御神体を清めるために今日は、昼夜を問わずに水ごおりをして本番に備える日である。初日から水ごりしていないとダメらしく、行修者の意思や手伝いのすすめで水ごおりが行われるている。
昨夜というか、寝る間もなく水ごおりしていたらしい。今日の夜は、本番に向けて準備もあるので、無理はしないらしい。

4人の行修者は、4年務めることになる。4人は御神体の名前で呼ばれる、これは毎年順番に役が回ってくる。最初の年は、弁財天。2年目は山の神。3年目は稲荷。最後の年は、別当を務めて終了となる。別当がリーダーであり、別当が水ごりに行くと言えば、行かなくてはならない。別当の指示のもと、水ごりが行われる。


今年の4人

暖冬ということで、昨日の最低気温が-8度だったらしく、以前は-13度くらいまで下がり水ごりを行ったらしい。今日もそこまで下がることは無かった。


稲荷・来年は彼が別当を務める。


宮司も行修者に声をかける。

水ごりでただ水をかけるだけではない。水に慣れる馴為に、「チョロチョロ」と呼ばれている水ごりがある。桶の水を行修者にゆっくりと、チョロチョロとゆっくり時間をかけてかけるのだ。これは相当ツライらしい。先輩の行修者が神社に来て、行修者と共に水ごりに入り、行われることが多いと思われる。行修者間でも行われる。1日に一度やるかどうかの光景であるが、滅多に見れない光景である。


チョロチョロは相当辛い

今年は、都合により15日の最終日には行けないので、今日までの取材で今年は終わりとなる。ご了承下さい。それと昨年水ごりまで体験したが、今年は風邪を引いていたので遠慮させてもらった。


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