昨夜からいろいろとお誘いで、午前様でありまして、今日は疲れで取材に支障がでるかもと思いつつ目覚めました。
いつも宿泊している所は、知人の実家でありまして、数年前からお世話になっております。その2階から「いにしえ街道」がいい風景なので、撮影させてもらったりしておりました。そのことを思い出して、何気に神社の方向を撮影しました。
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姥神大神宮渡御祭 上町巡行前
この光景が見え出すと、上町巡行が始まります。
楽しみであり、もう今日しかないのかと寂しい気持ちにもなりながら、今日の巡行を楽しみたいと思います。
姥神大神宮渡御祭 祭り囃子コンテスト審査発表
神社行列出発前に、昨日行なわれた「祭り囃子コンテスト」の審査発表です。
姥神大神宮渡御祭 上町巡行
神社行列が出発します。猿田彦命が先導で、上町巡行スタートです。
姥神大神宮の猿田彦は、権限が強いのです。猿田彦の進行を邪魔したり、目の前を通り過ぎたりすると注意されます。
神輿も続きます。「ヤイヨイ」の掛け声で進みます。
上町巡行は、歩く距離も多く辛い巡行です。
姥神大神宮渡御祭 上町巡行中の檀家周り
山車(ヤマ)の巡行も楽ではありません。江差の祭り人達は、1年ぶりに会う人や、友人知人の人の家に挨拶入り、ひと時の時間を過ごします。
このことを「檀家まわり」と言っていて、次々に家々を周る人もいらっしゃいます。私は、ちょっとした知り合いと共にその檀家周りを体験させてもらっていました。
まずは、いろいろとお世話になっているお店に、「結構なお祭りで・・・」といって家に入り、休憩させてもらいました。そこで待っていたのは、御馳走です。カツオのタタキとノリ弁をいただきました〜。いやはや、美味しいのなんの・・・
賄いを手伝う人も大変ですよね〜。
祭りの日だけ特別なのです。普段の日では、このようなことはありません。
室谷塗装店さん、いつも立ち寄るようにお声をかけていただいて、ありがとうございます。この場を借りて、感謝申し上げます!
姥神大神宮渡御祭 上町巡行の様子
さて神社行列に戻り、神社行列の様子を見守りながら、何気に見ると可愛い子が、神様の行列を待っていました。
神社行列を待つ可愛い子は、なんとも言えない表情でカメラを見てもらいました。
このような子が、御祝儀を持って神社の御神輿を待つ姿は微笑ましい風景です。
お昼に立ち寄る御旅所(柏森神社)に、猿田彦が到着。お昼休みです。
午後から、この坂道は山車(ヤマ)を引く人達には難所です。ここからもう少しで、檜山神社です。
姥神大神宮渡御祭 上町巡行中の檀家周りその2
この辺で、昨年も寄らせてもらった石塚さんのお宅にお伺いさせてもらいました。
今年は、仲間を連れてお邪魔させてもらいました。快く、受け入れていただきありがとうございました。
もう一つは、お世話になっているカメラマンさんの檀家さんに一緒にお邪魔させてもらいました。どこの家にも素晴らしい御馳走が用意されていまして、誰かわからない私を家に入れていただきありがとうございます。
様々な人が往来し、切り声も聞くことができました!
姥神大神宮渡御祭 上町巡行中の猿田彦
こんな感じでいると、シャッターを押していないと気がつき、神社行列を追う事に。
猿田彦は、御旅所で休憩する所です。
向かいに賢光稲荷神社前に御神輿前で神事が行なわれます。この賢光稲荷神社での面白い話があったので紹介します。
江差の人々に「賢光さん」と呼び親しまれ、江差の芸者の参詣が絶えなかった神社です。
ことが起こったのは敗戦直後の昭和21年(1946年)の祭りのシーズンである。新地に来る日程は、渡御祭の最終日で一番祭りがピークとなる日である。神輿の先導として参加した参詣にやってきた一人が、首をひねった。神社には、灯明はおろか祭りの飾りもなく、寂しい闇に包まれていた。いぶかしげに、拝殿に進み出た先導者が柏手を打とうとしたその瞬間、
ピーン
という恐ろしい物音がして神社全体がぐらぐらと揺れた、と思うと、社殿の中がガラガラと大きく崩れる音が聞こえた。信心深い人だったので、
「これは、神様が起こっているのだ。祭りにこんなことしたからだ」
と思い、恐ろしさに震えながら石段を降りて神輿のくるのを待った。そこへ、先導者のもう一人が提灯を下げて石段を上ってきた。その話もすることもできずにしていると、その人も転がるようにして逃げてきた。聞くと社殿がガラガラと音を立てたと言って、同じ体験をしたという。二人は震えながら、消えてしまった提灯に火を入れようとしたが、どういう訳かローソクに火がつかないのだ。ローソクが悪いのだなと思いながら何度も火をつけようとするが、どうしても、火をつけることができなかった。
時は過ぎ、戻り神輿、帰り山車(かえりやま)になった。先導の二人は、神輿より先に進み、暗い所に入り、ダメもとでローソクに火を入れてみたところ、簡単に火がついたのだ。賢光さんの怒りが大きかったことを感じた二人であった。
この年の秋、姥神大神宮宮司は賢光稲荷神社の社殿の前で、神の怒りを鎮める〆切の舞いを奏上した。以来、賢光さんに対する畏敬の念はひときわ高まったという。
姥神大神宮渡御祭 上町巡行最後の宿入れの儀
日も暮れて無事に神社行列は神社に戻り、次に行なわれるのは「宿入れの儀」です。昨夜よりも観客が多く居る訳でも無く、それでもあの勇壮な「宿入れの儀」を見たい人が集まって来て、宿入れが始まります。
姥神大神宮渡御祭 上町巡行・新地での立て山
その時新地町では、山車(ヤマ)を立山にして、クライマックスを迎えます。
この新地町の光景を見ると、「祭りもいよいよ終わろうとしている」と感じずにはいられないのです。
「もう祭りが終わる」という感じは、寂しいものです。それでも山車(ヤマ)が倉庫に入る最後まで江差の人は、祭りを楽しみます。
今年もこの笛吹き部長にお世話になりました。この方が笛を吹く光景は、何とも言えません・・・
大人が笛を吹く光景は、カッコいいもんです。
姥神大神宮渡御祭 上町巡行まとめ
最後に、蛭子山(えびすやま)の直会での切り声披露です。祭りが終わるんだなと感じてしまいます。
祭りを見ていると参加してみたくなるのがこの「姥神大神宮渡御祭」なのです。
来年はこの取材も10年になります。何か記念に出来る事を考えて行きたいと思います。
結構なお祭りでした
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