3日目は、上ノ国町の上ノ国八幡宮の新年門祓と初神楽祭を取材させてもらいました。
新年に門祓いするのは、少なくはいのですが、出来るだけ1度くらいは取材したいと考えています。数年前から宮司からお話を聞いていたので、これでやっと実現できました。正月早々、縁起がいいです。
上ノ国八幡宮
今回、上ノ国の新年の門祓いは初めての取材であります。家に入り神楽も行われようで、それを一度取材してみたく、今回は同行させてもらいました。
出発式
午後1時から神社を出発し、上ノ国町を練り歩き祓い清めはじめました。
この日の上ノ国の天気は、曇り時々雪でありました。降る雪の量もチラホラと降りてくる雪で、猛吹雪ではありませんので、浅く積もる程度でありました。でも風が冷たく、それなりの防寒をしての門祓いであります。
門祓い行列出発
門祓い風景の動画であります。短いですが、雰囲気だけ味わって下さい。
上ノ国の行列の楽は、旗持ちや御幣を持つ人が休憩に入っても絶えず行われます。渡御祭にもそうでしたので、楽人はずっと続けなければなりません。大変であります。
門祓い行列もとある家にて小休憩になりました。
家に入り神楽が行われる家は、現・上ノ国町長宅であります。宮司、楽人が家に入り、神事が行われ、神楽が行われます。
御幣舞(ごへいまい)
白面
番楽(ばんがく)
獅子舞(ししまい)
神楽終了後、町長宅にて御馳走が振舞われました。私も同席させてもらいました。
上ノ国町長、ご馳走さまでした。
門祓い出発
正月の門祓い行事であります。寒い中、家から人が出てきてくれます。
行列のしんがり
グループホームさんにも、獅子が入り、皆様を祓い清めて行きます。
一人一人獅子が厄を飲み込む
なんとか、神社まで戻りました。午後4時30分頃に戻りました。
神社に戻る行列
午後5時から、初神楽祭であります。残念ながら、参拝者がいなく折角の正月の神楽奉納をご覧になる機会があるにも関わらず誰もいないのは非常に残念であります。来年行われる際には、参拝してみてはいかがだろうか?正月から神楽舞いを見るのは、縁起もいいし、この時代に得した気分にも感じられますよ。
神楽太鼓が行われました。
神楽太鼓
行われた神楽舞いは、御幣舞(ごへいまい)、三番叟(さんばそう)、白面(しろめん)、千歳(せんざい)、天王遊舞(てんのうあそびまい)、番楽(ばんがく)、獅子舞(ししまい)の7座行われました。
御幣舞(ごへいまい)
三番叟(さんばそう)
白面(しろめん)
千歳(せんざい)
天王遊舞(てんのうあそびまい)
番楽(ばんがく)
獅子舞(ししまい)
元旦からの3ヶ日までの、松前神楽の取材は縁起がいいです。各町には、このような風習が残っていて、維持継続しています。今となっては貴重な無形文化財を体感してもらいたいです。正月のテレビもいいが、このよな生の神楽舞いを見る機会が上ノ国町にはありますので、来年に足を運んでご覧になり、昔の正月の過ごし方を楽しんでみませんか?
3ヶ日の取材で少々疲れました。レンズの調子が悪いようです。
今年、私は前厄の年なので、そのせいでしょうか・・・時を見て、お祓いに行こうと思います。