平成28年9月17日(土)に取材
昨日に福島大神宮の本祭を拝見し、本日は上ノ国町にやってきました。神楽舞をみたいと感じて、やってきました。宵宮祭だけではなく、渡御祭にも行きたいのですが、スケージュルの関係でせめて宵宮祭だけでも見たいとやってきました。(つくづく神楽が好きなんだと思います。)
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【上ノ国八幡宮宵宮祭】神事
【上ノ国八幡宮宵宮祭】神楽太鼓
上ノ国町の神楽舞は、松前神楽の流れをくむ神楽です。松前神楽の基礎を知っていると、非常に似ているとに気付くと思います。ここの神楽舞いも私個人的に魅力があります。神楽を見ると言うのは、いろいろな文化的要素が混じり行われていると思います。その中には、その土地の考え方、風土、歴史が見えて来ると感じます。
神楽は、DVDやYoutubeなどで見るのではなく、足を運んで体で感じるとより一層の感動を生みます。是非、神楽を体感して見てくださいと思います。
神楽舞は、行なっている拝殿内で見ることができます。時間を神社に問い合わせの上、参拝も兼ねて拝見されてはと感じます。
【上ノ国八幡宮宵宮祭】神楽舞奉納
神楽舞の解説は、つけておりません。公の記録がないということもあり、「これだ」という決定的な文献がありませんので断定は個人的見解ということになります。タグには、地方で呼ばれている名称を掲載しています。
【上ノ国八幡宮宵宮祭】まとめ
檜山で行われている神楽舞は、松前神楽と似た神楽舞ですが、流れははっきり「松前神楽」であると思います。
歴史を辿ると、松前神楽は各地に居た神主が集められて行われました。当然、庇護のあった神社は江差・上ノ国にもありました。記録を見ても当時の社家の神職が、来たり来なかったりとしていたようです。江差・上ノ国ルートでも当時は、舗装もされていない悪路です。命がけでの道のりです。航路での登城となれば、それもまた一社の神社が行うだけの経費はと考えれば、近隣の社家でなければ行けないというのは現状でしょう。神楽修練を行うのは、「手合わせ」を行なっているという記録があるので、全ての神主で手法が異なっているのは当然だと考えられます。その為の「手合わせ」であります。
この「手合わせ」は、現代でもよく見られる光景です。
今後もこの神楽舞の行末が気になりますので、取材を繰り返していきたいと思います。