今年初めて行く神社で、鹿部町内にある本別稲荷神社の宵宮祭の松前神楽を拝見させていただきました。
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鹿部町の神社について
鹿部町の神職の管轄する神社は、2社あります。鹿部稲荷神社とこの本別稲荷神社です。宮浜地区にあるのが鹿部稲荷神社で、本別地区にあるのが、本別稲荷神社です。
宵宮祭での松前神楽
宵宮祭で行われる神楽は、だいたい定番的に決まっております。
榊舞(さかきまい)、福田舞(ふくだまい)、鈴上舞(すずあげまい)、利生舞(りしょうまい)、十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)が奏上されますが、あまり見られない松前神楽「兵法舞」を奏上いたしました。
道南でもほとんど見られない、幻の一座である。
兵法舞(へいほうまい)は、松前藩の武威を及ぼし天下泰平を祈願する舞いで、最後に勝利した藩主が、敵の武器であった長刀を取り歓喜して一人にて舞い祝います。アイヌ民族と和人の戦いを表した舞であるということを初めて知りました。
この舞いが行われているのが、松前のある地方と福島だけかなと、思っていたが鹿部で見れるとは思いませんでした。
写真はその「兵法舞」での一コマ。
本別稲荷神社・宵宮祭「兵法舞」(平成17年)まとめ
★補足
近年では、行われる機会が多くなって来ましたが、「戦いを表した舞」という表現をしております。
歴史の事実は曲げられないので、この戦いが何故おこったのかが大事なのです。