北海道の祭り、郷土芸能・文化、風習、伝説などを巡礼日誌です。松前神楽の取材も継続していきます。

良き候北加伊道

【追悼】福島大神宮・宮司 常磐井武宮さん(平成20年)

松前神楽の撮影や行事に、大変お世話になった北海道福島町・福島大神宮宮司の常磐井武宮さんが、5月23日朝、心筋梗塞のために福島町の自宅で亡くなられた。享年63歳。

常磐井武宮さんとの思い出

福島町の町おこしに大変熱心な方で、千軒のそばのイベントや、湯倉神社の代宮司もつとめていらしたので、毎日忙しいく活動された方であります。
地元・福島町の郷土芸能にも積極的に取り組み、松前神楽「八乙女舞」を復活させたり、千軒のそばの中で松前神楽を行うイベントにも委員会として運営に務められた。

鎮釜湯立式を行う常磐井さん


祝詞舞を舞う常磐井さん(右・湯倉神社 左・福島大神宮)

初めて福島大神宮の宵宮祭に撮影に行き、快く撮影することを許可してくれて、写真展までわざわざ足を運んでいただき、松前神楽のことを教えてもらい、祭礼後の直会まで呼んでいただき感謝しておりました。



(上2枚)七五三祓舞(しめはらいまい)を舞う常磐井さん

常磐井武宮さんと松前神楽

松前神楽の中でも一番難しいとされる舞いは、「翁舞(おきなまい)」を一度だけ見たことがあった。舞いに魅了された。写真は撮ったが、こんないい翁舞は見たことがなかった。
下の写真は、何枚か撮ったうちの一番いいカット。札幌で行われた写真展に展示させてもらいました。
後日翁舞のお話をすると、翁舞をやると、
町民の人が目が肥えて、「先代の翁舞は素晴らしかった」と言われるのだから、どうもねぇと、笑いながらと話してくれました。
「三番叟」でも、本来の形に戻したいともおっしゃっていて、近いうちには復活させてくれるかなと思っていました。


魅了された翁舞
 
松前神楽の指導にもにも熱心に取り組み、「立派な後継者ができた」と本当に喜んでいらっしゃったことを強く印象に残っています。
松前神楽の公演依頼にも必ず、「神聖な神楽なので、酒の席では絶対行わない」ことを決めておられ、「もし行うのであれば、乾杯される(お酒が入る前)前しか行えない」ともおっしゃられ、「神楽」という神に捧げる舞いを余興で行うことをしない方でした。
神楽のお話を通じて、様々なことを間接的に常磐井さんに教えてもらいました。
いろいろと本当にお世話になりました。ご冥福をお祈りします。
 
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