今年は、神輿の駆上がり神事がないので神楽だけを取材させてもらう。来年は神輿の渡御があるので、楽しみである。
函館八幡宮は、歴史も古く信仰する人を少なくなくない神社である。終戦までは、国弊社といって神社にも位があり、北海道では北海道神宮・函館八幡宮だけ国弊社であったのを見ると、位の高い神社だったと思われ、その名残がまだあり信仰する人が少なくないと思われる。函館のお盆は、函館八幡宮の例祭が、8月15日に行なわれるのを考慮して、7月になっているくらいだ。
その国弊社であった名残から、道南では松前神楽は奏上されない神社なのである。国弊社になるまでは、奏上されたいたようであり、神楽の道具が残されていると言う話しを聞いた。
ここは松前神楽ではないので、毎年楽しみにしている。巫女さんが二人で舞う神楽である。
★補足
松前神楽が行われない神社は、函館八幡宮と他に行われない所もあるようです。松前神楽が行われない所は、このように雅楽の御神楽を奏上しています。
豊栄の舞について、
1950年に越天楽と風車(東儀和太郎作曲)で構成した曲に臼田甚五郎作詞の歌詞を付けたものであり、楽曲は神社本廳の神社賛歌に指定されている。女性が舞うことを前提にしたため乙女の舞とも呼ばれる。装束は白拍子に似た水干に緋袴が正式とされるが千早の場合が多い。使用する楽器は笙・篳篥・龍笛・楽琵琶・箏・鞨鼓・楽太鼓・鉦鼓・笏拍子。採物は紅白の布帛を付けた榊を用いるが、四季折々の花などを用いる場合もある。
ウィキペディアより引用