元日から門祓いも3日連続ということもあり、勝手に恒例の行事にしております。
今回は、上ノ国町で行われている新年の門祓い行事と初神楽祭にお邪魔させてもらいました。
自分にとっても新年から門祓いや神楽が見られるのは、「面白い」と感じております。
新年の行事ですが、地元では当たり前のことだったり、その逆で全く知られていなかったりと様々な環境で行われている「新年門祓い」ですが、函館に生まれて育ち、そのような光景には会ったこともなかったので、すごく興味があります。初詣には行きますが、松前神楽の取材で行くようになるまで「門祓い」って知りませんでした。新年早々に各町内を歩き、「今年1年、良い年でありますように・・・」という人の気持ちの現れが見られる行事だと感じられます。
さて今年も同行させてもらいました。また少し遅れての同行です。
上ノ国八幡宮での新年門祓いでは、新築の家や目出たい事があった所から呼ばれれば、家の中で神楽舞が行われる風習があります。この風習は、元日に訪れる松前町・清部地区と同様であります。清部地区では、門祓いを行い、神社内で神楽舞いを行い、その後に「招待神楽」という名前で、呼ばれた家に行き神楽舞いを行うという流れになっています。上ノ国八幡宮では、門祓いの途中に訪問して祈祷と神楽舞いが行われています。
訪問させてもらった家は、新築ということで神事が行われ、神楽舞いが奉納されました。
門祓い行事の辛いのは、寒風に当たりながら各家々を周り、一休みに家に入り休憩した後に外に出る時です。神社までの道のりは、近いようで遠いです。
神社に無事に戻ると、休憩の後に「初神楽祭」が行われます。今回行われた神楽舞いは、御幣舞(ごへいまい)、白面(しろめん)、三番叟(さんばそう)、神遊舞(かんあそびまい)、千歳(せんざい)、番楽(ばんがく)、獅子舞(ししまい)の七座が行われました。
3日連続門祓いと神楽を見られ、正月は休みということは感じがしなくなってきました。連日のロケで少々疲れを感じて来ましたが、明日の4日は、松前町・原口地区で行われる門祓いと神楽が奉納されますので、そちらに行きます。