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函館市内の松前神楽

函館市 大森稲荷神社・本祭【平成21年】

投稿日:2009年9月10日 更新日:

この大森稲荷神社には、数年前に取材させてもらい3回目の取材である。
昨年は、せたな町の事比羅神社の宵宮祭から渡御、本祭までを取材していて、日程的にちょうどかぶるので、昨年は行けなかった。今回は、せたな町は宵宮祭だけにして、取材させてもらった。
この神社の由来は、
 

創祀年は函舘の累次の大火で不詳であるが、「弘化三年再建」(1846)の棟札があること、又寛文9年(1669)に「大森」の名が地図上に見えることから推して凡そ350年位前と推定される。明治7年旧社地(現大森町8-3)に再営。明治40年の大火に類焼後、同43年現在地に移転する。それまでは大森浜に面して祀られていたが、この時より街方に向って祀られた。昭和9年の大火にも類焼、同12年社殿、社務所、鳥居、手水舎、玉垣等を再営する。現在の2の鳥居、狛犬はそれ以前からのものである。昭和45年木原崇雲の寄進により、これまでの神明造り総桧社殿を矢不来天満宮に委譲し、不燃の朱塗流れ造り社殿を再営した。翌46年社務所を再建、61年には境内地(105坪)を拡張、その境に朱塗石玉垣を建立する。境内には木原崇雲顕彰碑と料理の上達、庖丁への感謝を表わす庖丁塚が建立されている。

北海道神社庁より引用
 
大森稲荷神社は、函館駅前にある道をまっすぐ行き、突き当たった所が所在である。
 

大森稲荷神社本祭・松前神楽奉納

今回、奉納された松前神楽は、榊舞(さかきまい)、鈴上げ、二羽散米舞(にわさごまい)、翁舞(おきなまい)、神遊舞(かんあそびまい)、〆引(しめひき)、獅子舞・五方・佐々良が行われた。 

榊舞(さかきまい)

榊舞(さかきまい)、弊帛舞(みてくらまい)、祝詞舞(のりとまい)ともいう。
その神社の宮司が朝夕玉垣内に参進して、神域を祓い清め、神拝して御幣を奉るという。神職の神明奉仕の姿を表した舞いである。函館と近郊の町で行われる際には、松前神楽奉納となる時、斎主(その神社の宮司)が最初に舞われる舞いである。
平成21年 函館市 大森稲荷神社 本祭 松前神楽 榊舞
榊舞(さかきまい)
 

鈴上げ(すずあげ)

鈴上げ(すずあげ)、神子舞(みこまい)、乙女舞(おとめまい)とも云う。
天女の天降るさまを舞う神子(みこ)の祝福の舞いである。
平成21年 函館市 大森稲荷神社 本祭 松前神楽 鈴上舞
鈴上げ
 

二羽散米舞(にわさごまい)

二羽散米舞(にわさごまい)、庭散米とも書き、鳥名子舞(とりなごまい)とも云う。
鶏は天の岩戸開きに暗黒の世より光明の時を告げ、世の始まりに地を踏み固めた瑞鳥であるとされています。雌雄二羽の鳥形の冠を頭に冠し、羽根には雄は瑞雲つまり天を表し、雌は海の波を形どり地を表して、雌雄親しみ和合して、世の中が平和である様を表し、神の恵みの米をまき散らし、千五百秋の瑞穂の国の五穀豊穣を祝う舞いである。
平成21年 函館市 大森稲荷神社 本祭 松前神楽 二羽散米舞
二羽散米舞(にわさごまい)
 

翁舞(おきなまい)

翁舞(おきなまい)は、面白く背が高く心柔和な老翁が、額にしわがよっても身体堅固で幾星霜を経る間に、身分が高い位に登った姿で、舞中に願意を言葉に表し、息災延命、立身出世を祝って舞う福禄寿の備わった最も目出度い舞いである。
平成21年 函館市 大森稲荷神社 本祭 松前神楽 翁舞
翁舞(おきなまい)
 

神遊舞(かみあそびまい)

神遊舞(かみあそびまい)、天王遊舞(てんのうあそびまい)ともいう。
二人の武人が弓矢を持ち、四方の悪魔を退散し、正しい心に返す意味の舞で、松前藩の威徳を内外に示し、蝦夷地鎮定、天下泰平を祈願した舞である。この舞は、松前藩主6代矩広(のりひろ)公の作品だと伝えられている。
平成21年 函館市 大森稲荷神社 本祭 松前神楽 神遊舞
神遊舞(かんあそびまい)
 

〆引(しめひき)

〆引(しめひき)、注連祓舞(しめはらいまい)、七五三祓舞(しめはらいまい)ともいう。白扇を四方四隅中央を祓い、真剣を抜き天井に十文字の縄を張った注連縄を切り払い、悪魔退散、国土安穏、千秋万歳を祝して舞う。
平成21年 函館市 大森稲荷神社 本祭 松前神楽 〆引
〆引(しめひき)
 

十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)

十二回手が変わるので、十二の手獅子舞と言われる云われている。1年十二ヶ月を形どり、獅子幕も十二反使用するを本格とするのである。五方とは、東西南北と正中(真ん中)を祓い固め蝦夷鎮定、国土安穏を祈る様を表している。
平成21年 函館市 大森稲荷神社 本祭 松前神楽 十二の手獅子舞五方
十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)
 

十二の手獅子舞・面足獅子(じゅうにのてししまい・もたりしし)

佐々良(ささら)、面足獅子(もたりしし)ともいう。
コミカルな楽に変わり猿田彦が登場し、暴猛な大獣獅子を手玉にとって遊び戯れ、平和な世の中を招く悪魔降伏の舞いである。
平成21年 函館市 大森稲荷神社 本祭 松前神楽 十二の手獅子舞面足獅子
十二の手獅子舞・佐々良(じゅうにのてししまい・ささら)面足獅子ともいう
 
姥神大神宮渡御祭の時に、よく使うズームレンズをクラッシュさせてしまい、レンズワークが上手く行かないのもあり、せっかく許可をいただいた場所から離れることにした。遠くから今回は狙ってみた。
 

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