平成28年 松前町・松前神社例大祭(本祭)

昨日の宵宮祭に引き続き、例大祭の一番重要な祭りである「本祭」です。
本祭では、松前神楽が多く奏上される所がほとんどです。

本祭は神事終了後、鎮釜湯立式(ちんかまゆたてしき)から入ります。

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鎮釜湯立式(ちんかまゆたてしき)とは

鎮釜湯立式(ちんかまゆたてしき)とは、鎮火祭という火を鎮める神事であります。釜でお湯を焚きホムスビノ神とミズハノメノ神をお祭りし、火(霊)を祓い清め、釜に向かい神歌を奏で鎮釜・鎮火を行います。また、湯笹で四方を拝し祓い清め除災招福を修します。この笹湯は祓われて外症状を治し、飲んで内症状を良くすると言われております。また、作物・漁獲量の吉凶を占う神事であり、松前神楽三十三座の中に十二座入っている神事です。
どのような構成になっているのかは、「神楽舞いの解説」にて、参照願います。
神事に中に、入り込んでいるのがこの「松前神楽」なのです。道南の神社ではこのような形式で執り行っております。

松前神社 2016 祭式

松前神社 2016 鎮釜湯立式鎮釜湯立式・祝詞

笹を釜に入れて数回回し、泡や色などを見て様子を見ます。以前、どのような判断をしているのかと、神職に聞いたことがあります。
明らかに通年行っている中、「おかしい」ということがハッキリと出てきたということもあったようで、突然腐っていた拝殿の床が抜けたということもあったようです。私も様子を見ている回数は多くはありませんが、通常通りが多い様にも感じます。

松前神社 2016 鎮釜湯立式鎮釜湯立式・湯立

松前神社 2016 鎮釜湯立式鎮釜湯立式・湯上

松前神楽 神楽舞奉納

行われた神楽舞いは、榊舞、神遊舞、兵法舞、千歳、翁舞、注連祓舞、十二の手獅子舞・五方・面足獅子と、七座が行われました。

幣帛舞(みてくらまい)、榊舞(さかきまい)、祝詞舞(のりとまい)とも云います。その神社の宮司が朝夕玉垣内に参進して、神域を祓い清め、神拝して御幣を奉るという、神職の神明奉仕の姿を表した舞いです。函館と近郊の町で行われる際には、松前神楽奉納となる時、斎主(その神社の宮司)が最初に舞われる舞いです。
松前神社 2016 松前神楽 榊舞榊舞(さかきまい)

神遊舞(かんあそびまい)、天皇遊舞(てんのうあそびまい)とも云います。二人の武人が弓矢を持ち、四方の悪魔を退散し、正しい心に返す意味の舞で、松前藩の威徳を内外に示し、蝦夷地鎮定、天下泰平を祈願した舞です。この舞は、松前藩主6代矩広(のりひろ)公の作品だと伝えられています。
松前神社 2016 松前神楽 神遊舞神遊舞(かんあそびまい)

兵法舞(へいほうまい)は、松前藩の天下泰平を祈願する舞いで、最後に勝利した武人が、敵の武器であった長刀を取り歓喜して一人にて舞い祝います。北海道の歴史を表現した舞いです。
松前神社 2016 松前神楽 兵法舞兵法舞(へいほうまい)

千歳(せんざい)は、百千歳の歳を重ねた老翁が、大君より長寿を祝福され、目出度い文箱を賜ったので、喜びの余り、手の舞い、足の踏むところ知らず舞い納めます。身体強健、寿命長久を祝した舞いです。
松前神社 2016 松前神楽 千歳千歳(せんざい)

翁舞(おきなまい)は、面白く背が高く心柔和な老翁が、額にしわがよっても身体堅固で幾星霜を経る間に、身分が高い位に登った姿で、舞中に願意を言葉に表し、息災延命、立身出世を祝って舞う福禄寿の備わった最も目出度い舞いです。
松前神社 2016 松前神楽 翁舞翁舞(おきなまい)

注連祓舞(しめはらいまい)、〆引(しめひき)、七五三祓舞(しめはらいまい)とも云います。白扇を四方四隅中央を祓い、真剣を抜き天井に十文字の縄を張った注連縄を切り払い、悪魔退散、国土安穏、千秋万歳を祝して舞われる舞いです。
松前神社 2016 松前神楽 注連祓舞注連祓舞(しめはらいまい)

十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)十二回手が変わるというので、十二の手獅子舞と云われています。一年十二ヶ月を形どり、獅子幕も十二反使用するを本格とするのであると云われています。五方とは、東西南北と正中(真ん中)を祓い固め蝦夷鎮定、国土安穏を祈る様を表しています。
松前神社 2016 松前神楽 十二の手獅子舞五方十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)

松前神社 2016 松前神楽 十二の手獅子舞五方十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)

十二の手獅子舞・面足獅子(じゅうにのてししまい・もたりしし)本来、御稜威舞、獅子の鈴上、五方と続き、コミカルな楽に変わると猿田彦が登場します。鎮まっていた獅子を手玉にとり、遊び戯れて平和な世の中を招く悪魔降伏ということです。
松前神社 2016 松前神楽 十二の手獅子舞面足獅子十二の手獅子舞・面足獅子(じゅうにのてししまい・もたりしし)

今回は、テレビの収録もあり、いつも通りに撮影は出来ませんでしたが、いつも撮影させてもらっているので今年は遠慮致しました。それでもシャッターを切らしてもらえただけでも良かったです。
「日本の祭り」が松前神楽を取材するというニュースは、昨年から聞かされておりまして、取材の際の松前方面の案内役を依頼されておりました。昨年からご一緒させてもらっている、HAGAさんの手助けをさせてもらったことが嬉しいですね。

オンエアを見て頂いた方、松前神楽の伝承の様子を見て頂き、神社のお祭りに足を運んでもらいたいと思っています。
神楽は、身体で感じる物というのが私の持論です。一度体験してみて下さい。

番組のエンドロールの「協力」に・・・・ありがとうございました。
ダイドーさんのページにも写真を提供しまして、公開されています。数枚程度ですが、下記より「祭り写真館」ご覧下さい。

ダイドードリンコ「日本の祭り・松前神社例大祭」

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